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東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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2006.12.26
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「ヨブの苦難に学ぶ(1)」
                    甲斐慎一郎
                    ヨブ記、42章1~6節

 あらゆる恵みに満ちた神がキリストを信じる者に備えられた永遠
のご計画は、次のような3つのものです(第一ペテロ5章10節)。

(1)罪の解決――救いときよめです(この世)
(2)苦難による完成――成長です(この世)
(3)永遠の栄光――天の御国です(次に来る世)

 ヨブ記は第一と第二のことを教えています。

 一、苦難の原因

 これには次のような3つのものがあります。

 1.悪魔に起因するもの
 多くの苦難の直接の原因は、この悪魔(サタン)の働きです。し
かしサタンは、神の許可なしには何もできないことを聖書は教えて
います(1章12節、2章6節)。

 2.人に起因するもの
 これは人間の罪や無知や未熟さのために苦難を招くものです。罪
に対する罰として苦しみを受ける「刑罰説」や、私たちの無知を教
えて未熟なところを鍛えるために苦難を受ける「教育説(鍛練説)」
は、これです。

 3.神に起因するもの
 これにはサタンが働くことを神が許可される場合と、サタンを用
いずに神が直接働かれる場合とがあります。私たちを試すために苦
難が来る「試験説」や、他の人の罪を負って身代わりの苦難を受け
る「代償説」や、神のわざが現れるために苦しみを受ける「栄光説」
は、これです。

 ヨブの苦難は、個人的には彼の醜い自我と神の偉大さを教えるた
めに起きた「教育説」ですが、摂理的には聖書を通して全世界の人
人に神のわざを知らせるために起きた「栄光説」であると言うこと
ができます。

 二、苦難の方法

 神は、ヨブに5つの苦難が来ることを許されていますが、これは
苦難の程度の軽いものから重いものに至るまで5段階に分けたもの
と見ることができます。

 1.息子の行状を心配する心の苦しみです。しかし具体的には何
も失っていません(1章5節)。

 2.財産が失われる苦しみです(1章13~17節)。これには心の
苦しみも伴います。

 3.愛する7人の息子と3人の娘が失われる苦しみです(1章13
~19節)。この苦しみは想像を絶するものです。しかしこの時ヨブ
は、「主の御名はほむべきかな」と神を賛美しています(1章21節)。

 4.自分の健康が失われる苦しみです(2章7節)。重い病ほど
その心の苦しみは増すでしょう。しかしこの時ヨブは、「神から…
…わざわいをも受けなければならない」と言って神の摂理に従って
います(2章10節)。

 5.このような大きな苦しみに会いながら、同情もされず、友か
ら非難を受ける苦しみです(4~25章)。これにはさすがのヨブ
も耐え切れず、3人の友を激しく責め、自分の正しさを主張し、神
を非難してしまいました(40章8節)。ここに彼のきよめられな
ければならない醜い自我が暴露されたのです。

 三、苦難の結果

 最後の章である42章には、次のような4つの幸いな結果が記さ
れています。

1.神を目で見る(5節)――より深い神経験
2.全く悔い改める(6節)――より深い謙遜
3.友のために祈る(10節)――より大きな愛
4.二倍に祝される(10節)――より高い恵み

 私たちも、苦難を乗り越えるなら、次のようになります。

1.私たち自身がより高く成長します。
2.他の人がより大きな恵みにあずかります。
3.神のわざがより広く現れます。

 ヨブ記の主題は「完全な人の完成」です。苦難に会う前のヨブは、
「潔白で正しく、神を恐れ、悪から遠ざかっていた」完全な人でした
(1章1節)。しかし彼は、この苦難を乗り越えることによって、き
よめられ、完成したのです(42章1~6節)。





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Last updated  2006.12.26 08:37:25
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