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東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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2008.07.30
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カテゴリ:カテゴリ未分類
「私のささえである主(1)」
                          甲斐慎一郎
                          詩篇18篇16~19節

 「主は私の強い敵と、私を憎む者とから私を救い出された。彼ら
は私よりも強かったから。彼らは私のわざわいの日に私に立ち向か
った。だが、主は私のささえであった」(17、18節)。

 冒頭の聖句から「ささえ」ということについて考えてみましょう。

 一、三種類の「ささえ」

 この「ささえ」という言葉は、文語訳では、「支柱」となってい
ますが、これは、「つっかい棒」ということです。日本語の「人」
という文字は、長い棒を短い棒で支えていますが、このように人間
というものは、何かを支えとして生きている者です。

 私たちは、自分のからだを支えるためには、しっかりした地面や
床が必要であり、また肉体の生命を支えるためには、新鮮な空気や
水や食べ物が必要です。しかし、それ以上にもっと大切なものは、
心の支えです。人は、心の支えを失うなら、最悪の場合は、自らの
生命を絶ってしまうのです。心の支えとは、言い換えれば、生きが
いのことです。

 人は各自、様々なものを心の支えとして生きていますが、分類す
るならば、次のような3つになるのではないでしょうか。

 1.自分および自分が生み出すものを心の支えとする。
 これは、自分の体力や実力や手腕、また名誉や地位を心の支えと
し、それを生きがいとすることであり、自分により頼むことです。
 2.他の人および他の人が与えてくれるものを心の支えとする。
 これは、自分では何もせず、他の人を心の支えとし、それを生き
がいとすることであり、他の人により頼むことです。
 3.神および神が与えてくださるものを心の支えとする。
 これは、自分が生み出すものや他の人が与えてくれるものを心の
支えとせず、ただ神のみを心の支えとし、生きがいとすることであ
り、神により頼むことです。

 二、間違った「ささえ」

 もし、私たちが自分および自分が生み出すものを心の支えとする
なら、どうなるでしょうか。自分の思いどおりになれば、高慢や誇
りのとりこになるでしょうし、反対に自分の思いどおりにならなけ
れば、自己卑下やひねくれのとりこになるでしょう。

 また私たちが他の人および他の人が与えてくれるものを心の支え
とするなら、どうなるでしょうか。他の人が自分の思いどおりにし
てくれれば、怠慢や貪欲になるでしょうし、反対に自分の思いどお
りにしてくれなければ、憎しみや恨みや妬みに満ちてしまうでしょ
う。

 このように自分であれ、他の人であれ、私たちは、人間を心の支
えとするなら、うまくいってもいかなくても、心は様々な罪に満ち
てしまうのです。聖書は、「人間に信頼し、肉を自分の腕とし、心
が主から離れる者はのろわれよ」と教えています(エレミヤ17章
5節)。

 三、正しい「ささえ」

 このようなことから、私たちの心をほんとうに支える正しい心の
支えというのは、次の二つの条件を満たさなければなりません。

 1.私たちを裏切ったり、失望させたりしない不変で不動なもの
であることです。
 2.私たちをいい気にさせて誇らせたり、怠けさせたりしないも
のであることです。

 この二つの条件を満たす正しい心の支えは、神および神が与えて
くださるものを心の支えとすることです。なぜなら、神こそ「わが
巌、わがとりで、わが盾、わがやぐら」(2節)であるとともに、
「神、その道は完全」(30節)とあるように、神は人間が誇ったり
怠けたりしないように、人間が考える最善のことではなく、神の計
画された最善のことをいつも私たちにしてくださるからです。

 そして私たちは、神のみを心の支えとするなら、神は、私たちを
神のみこころにかなった者に形造られるだけでなく、他の人の助け
をも与えてくださるのです。





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Last updated  2008.07.30 23:47:19
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