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東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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2009.01.23
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「目を上げなさい」
                     甲斐慎一郎
                     ヨハネの福音書、11章30~44節

 聖書には、「目を上げる」という言葉が何回も記されていますが、
「目を上げる」というのは、どのようなことでしょうか。

 一、目を上げることの必要性

 私たちは、どうして目を上げることが必要なのでしょうか。

 このことは、「目を上げる」ということの反対である「目を伏せ
る」ということの意味を考える時、よく分かります。私たちは、ど
のような時に「目を伏せる」でしょうか。

 1.何か都合が悪かったり、ばつが悪かったり、心にやましいこ
とがあったり、良心の呵責や責められる罪があったりする時です
(エズラ9章6節、ルカ18章13節)。

 2.失望したり、落胆したり、敗北したりして、希望も救いも勝
利もない時です(ルカ24章17節)。

 3.神のことや天上のことや永遠のことなど考えずに、ただ目先
の利益や地上のことしか思わない時です(ピリピ3章9節)。

 このような時、私たちは、まっすぐに目を上げることができませ
ん。「目を伏せる」とは、神も望みも救いもなく、ただ罪と絶望と
世のものに満たされていることを意味しています。ですから「目を
上げる」ということがどんなに必要なことであるかかがよく分かる
でしょう。

 二、目を上げることの目的

 それでは、私たちは、何のために目を上げなければならないので
しょうか。

 このことは、「目を高く上げて、だれがこれらを創造したかを見
よ」という言葉によく表されています(イザヤ40章26節)。

 1.広い世界を知るためです。
 私たちは、高く上がれば上がるほど、広い世界を見ることができ
ますが、そのように私たちは、目を上げることによって、より広い
世界を見ることができます。私たちは、人間の頭脳で考えられるこ
とを全部とする狭い世界に閉じこもらずに、目を上げて人間の思い
をはるかに越えた広い世界や霊の世界を知らなければなりません。

 2.深い世界を知るためです。
 私たちの目に映る世界は、現象であり、物事の表面であって、そ
の奥には本質や本体があります。私たちは、物事の表面しか見ない
浅薄な考えに縛られずに、目を上げて天地万物を造られた神を認め、
また深い霊の世界を知らなければなりません。

 3.永遠の世界を知るためです。
 人間は、有限なものには満足することができず、永遠のものを求
める者です(伝道者3章11節)。私たちは、一時的で刹那的な世の
ものや地上のものにとらわれずに、目を上げて永遠の神を認め、ま
た永遠の世界を知らなければなりません。

 三、目を上げることの内容

 それでは、目を上げるとは、どのようなことを意味するのでしょ
うか。

 このことは、「イエスは目を上げて、言われた。父よ。……感謝
いたします」という言葉によく表されています(41節)。

 1.それは、信仰のまなざしです。
 イエスが目を上げて感謝をされたことは、「山に向かって目を上
げ」(詩篇121篇1節)とか「あなたに向かって……目を上げ」
(同123篇1節)とあるように、神の救いと助けを期待している
ことであり、それは、神への信仰にほかなりません。

 2.それは、希望のまなざしです。
 イエスが目を上げて感謝をされたことは、神の救いと助けを受け
た者が望みに満ちあふれていたように、神への希望にあふれている
ことです。

 3.それは、愛のまなざしです。
 イエスが目を上げて感謝をされたことは、救いを受けた者が神に
感謝と愛をささげたように、神への愛を表しています(詩篇123
篇1、2節、参照)。





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Last updated  2009.01.23 23:47:01
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