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東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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2009.11.27
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カテゴリ:カテゴリ未分類
「サウロの召命」
                        甲斐慎一郎
                        使徒の働き、9章10~19節

 サウロは、天からの声に二つの質問をしています。二番目の「主
よ。私はどうしたらよいのでしょうか」という質問に対して主は彼
を異邦人への使徒として召されました。  

 一、幻の中でサウロというタルソ人を尋ねるように主に言わ
れたアナニヤ(10~12節)


 ダマスコの諸教会は、幸いなことにサウロが回心したことによっ
て恐ろしい迫害をまぬかれることができましたが、さらに幸いなこ
とに、そこに住む弟子たちの中に回心したサウロを主の道に導くこ
とができる人がいました。「律法を重んじる敬虔な人で、そこに住
むユダヤ人全体の間で評判の良いアナニヤという人」です(22章
12節)。

 アナニヤの存在は、ダマスコの教会だけでなく、サウロにとって
も幸いなことでした。なぜなら、後になってパウロは、ユダヤ人に
捕らえられ、民衆に弁明しましたが、その時、このようなアナニヤ
からバプテスマを受け、彼を通して神の召しを受けたことを話すこ
とができたからです(22章13~16節)。ここにも先へ先へと働い
ておられる主を見るのです。

 サウロが回心してから三日目の終わりころ、祈っていると、「ア
ナニヤという者がはいって来て、自分の上に手を置くと、目が再び
見えるようになるのを、幻で見」ました(12節)。それで主は(そ
れもおそらく祈っていたであろう)アナニヤに、幻の中でサウロと
いうタルソ人を尋ねるように言われました(11節)。主はふたりに
祈りと幻の中で語ってくださったのです。

 二、戸惑うアナニヤにサウロは選びの器として召されたこと
を告げるとともに、彼のもとに行くように命じられた主(13~
16節)


 しかしアナニヤは、サウロを尋ねるように主に言われると、恐れ
をなして、戸惑いつつ深刻な状況を主に訴えました。彼がエルサレ
ムで聖徒たちにひどい仕打ちをしただけでは飽き足りず、脅かしと
殺害の意に燃えて、このダマスコに来たことをよく知っていたから
です(13、14節)。ほかの人ならばともかく、よりによって最も恐
ろしい迫害者に会いに行くように言われたのですから、尻込みする
のも無理からぬことでしょう。

 しかし主は、アナニヤの訴えを退け、「行きなさい」と命じられ
ました(15節)。なぜなら彼は、三日前までは確かに迫害する者、
暴力をふるう者でしたが、今はイエスと出会ったことによって全く
新しく生まれ変わったからです。いやそれだけでなく主の名を、異
邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、主の選びの器だから
です(15節)。それは主の名のために非常に大きな苦しみを受ける
ことです(16節)。しかしパウロは、「それを恥とは思っていませ
ん」と告白しています。なぜなら、「その方は私のお任せしたもの
を、かの日のために守ってくださることができると確信してい」た
からです(第二テモテ1章12節)。

 三 アナニヤによって使徒となる按手を受け、目が見えるよ
うになり、聖霊に満たされてバプテスマを受けたサウロ(17~
19節)


 アナニヤは、主のことばを聞くと、落ち着きを取り戻しただけで
なく励ましを受けて、サウロのところに行きました。そして彼が再
び見えるようになり、聖霊に満たされるために、主イエスが自分を
遣わされたことを告げ、彼の上に手を置きました(17節)。

 すると、その時、サウロはアナニヤが見えるようになっただけで
なく、聖霊に満たされました。そしてアナニヤのことばによって主
のために、すべての人に対し、自分が見たこと、聞いたことの証人
とされることを知りました(22章13、15節)。

 サウロがイエスと出会ったことによって回心し、今までの人生を
方向転換しただけでも、それは彼にとって驚くべき出来事でした。
ところが三日後には、まだ十分に考えを整理していないうちに異邦
人への使徒としての召しを受けたのですから、頭の中は混乱し、た
めらっていたのも当然のことでしょう。しかしアナニヤに促されて、
気を取り直し、バプテスマを受けました(22章16節)。そして食
事をして元気づき(19節)、使徒としての全く新しい人生を踏み出
したのです。

拙著「使徒パウロの生涯」4「サウロの召命」より転載





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Last updated  2009.11.27 14:26:41
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