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東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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2012.03.06
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「信仰と幻 (ビジョン)」
                                           甲斐慎一郎
                       ヨシュア記、14章6~15節 

 「どうか今、主があの日に約束されたこの山地を私に与えてくだ
さい」(12節)。

  これはカレブがヨシュアに言ったことばです。この時のカレブは
85歳でした。しかし彼は「モーセが私を遣わした日のように、今
も壮健です。私の今の力は、あの時の力と同様、戦争にも、また日
常の出入りにも耐えるのです」ということができました(11節)。  
          
 カレブがこのように言うことができた秘訣は何でしょうか。それ
は一言で言えば「主に従い通した」(8、9、14節)全き服従です。
しかしこの神への全き服従の原動力は、彼の信仰と幻でした。
    
  一、幻(ビジョン)の意味    
   
 一般的に「幻」とか「夢」というと、遠大であっても到底実現不
可能な淡い希望のことを意味しています。しかし聖書が教えている
「幻」は、全く異なった意味があります。

 聖書は、エリの時代について、「そのころ、主のことばはまれに
しかなく、幻も示されなかった」と教えています(第一サムエル3
章1節)。この「幻」ということばは、口語訳、文語訳とも「黙示」
と訳され、同じ節の並行文では「主のことば」と記されていますか
ら、「幻」とは、「主のことば」であることが分かります。

 しかし「幻」は、単に「主のことば」を表しているのではなく、
パウロが「私は、この天からの啓示にそむかず......宣べ伝えて来た
のです」(使徒26章19、20節)と述べているように、個人的にそ
の人に与えられた「天からの啓示」をも意味しています。

 さらに言い換えるなら、モーセについて、「彼は、キリストのゆ
えに受けるそしりを、エジプトの宝にまさる大きな富と思いました。
彼は報いとして与えられるものから目を離さなかったのです」(ヘ
ブル11章26節)と記されているように、「幻」とは、神が約束さ
れ、実現が保証されている「永遠の報い」のことを指しています。
     
 この「幻」は、カレブにとっては「主が約束された山地」であり、
パウロにとっては、「キリスト・イエスにおいて上に召してくださ
る神の栄冠」であり、彼は、これを「得るために、目標を目ざして
一心に走っている」と告白しています(ピリピ3章14節)。私たち
の場合は、神がその人に与えられた天からの使命とそれに伴う永遠
の報いです。

  二、幻(ビジョン)の効用
      
  幻は私たちに何を与えるのでしょうか。 

 1.幻は目先の困難に負けない力を与える
 荒野を放浪していたカレブの周囲は、困難と艱難に満ちていまし
た。危険な荒野や呟く不信仰の民など、目先の困難だけを見ていた
なら、とても耐えられないでしょう。  
  しかしカレブは、主が約束されたすばらしい報いである山地を望
んでいたので、目先の困難に負けずに忍耐することができました。
 
 
2.幻は目先の欲に走らない力を与える
 目先の困難に負けた人は、必ず安易な目先の欲に走るものです。
イスラエルの民が荒野において呟いてばかりいたのも、目先の困難
に負けた結果、私利私欲に走ったからです。
 しかしカレブは、主が約束されたすばらしい報いである山地を望
んでいたので、目先の欲に走らず、打算的になることもなく、前進
していくことができました。

 3.幻は世の流れに流されない力を与える 
 目先の困難に負けずに忍耐し、目先の欲に走らずに前進して来た
カレブにとって、これからなすべきことは、約束された山地を獲得
することでした。このようにして彼は、呟く不信仰の民と同じ道を
歩むことなく、約束された山地を自分のものとしたのです。

  三、幻(ビジョン)の実現

  神が私たちに与えられた天からの使命とそれに伴う報いは何でし
ょうか。私たちは「天からの幻」を与えられ、その「目標を目ざし
て一心に走っている」時、目先の困難に負けたり、目先の欲に走っ
たりすることなく、主のわざを成し遂げて、「神の栄冠を得る」こ
とができるのです(ピリピ3章14節)。

甲斐慎一郎の著書→説教集

東京フリーメソジスト昭島キリスト教会

 

 






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Last updated  2012.03.06 20:59:50
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