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「時空を超越した神の救い、その2」 2014年9月18日 インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しま した。2014年7月31日放映「知恵の霊的な教え」 「時空を超越した神の救い、その2」 甲斐慎一郎 コリント人への手紙、第二、4章18節 この書の特徴の一つは、「まえがき」において「時空を超越した わざを行われる全知全能の神」と「時間と空間を超越して贖罪のわ ざを成し遂げてくださった救い主イエス・キリスト」が主題となっ ているメッセージを集めたと書きましたが、もう一つの特徴は「私 たちは、見えるものにではなく、見えないものにこそ目を留めます。 見えるものは一時的であり、見えないものはいつまでも続くからで す」(第二コリント4章18節)という聖書のことばからのメッセー ジを記した4、5、6にある「見えないものに目を留める(1)ー(3)」 です。 私は、45年間、昭島市において福音を宣べ伝えてきましたが、 最も困難を覚えたことは、聖書からのメッセージは、すべて「目に 見えないもの」を語り、それを信じるように勧めることなので、 「目に見えないものは存在せず、よく分からない」と考える聴衆に、 どのように語るならば分かってくれるかということです。これは至 難のわざです。そのような時、出会ったのが「物理学的人生論」で、 私の科学に対する考え方を根本的に変えた本です。 聖書は、「見えるものは一時的であり、見えないものはいつまで も続くからです」(第二コリント4章18節)と教えていますが、 「現代科学も、見えるものは一時的で、見えないものはいつまでも 続く」と教え、「現代科学の多くは、肉体的な知覚の範囲を越えた (言い換えれば、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚という五感で知る ことができない)実在の質や量を扱っています」。「現代科学も、 科学的に証明することができない前提(エネルギーが存在すること) を信じるのであり、これは信仰にほかなりません」(本文の5.「見 えないものに目を留める(2)」より引用)。科学をこのようにとらえ ることは非常に大切であると思います。 「あとがき」を書き終えた直後に『宇宙は何でできているのか』 という本が出版されたことを知り、早速、購入して読みました。第 一刷は、2010年9月30日発行です。副題は「素粒子物理学で 解く宇宙の謎」で、著者は、文部科学省が世界トップレベルの研究 拠点として発足させた「東京大学数物連携宇宙研究機構(IPMU)」 の初代機構長の村山斉師です。 私が宇宙や素粒子の謎について引用した『物理学的人生論』は、 第一刷が1965年ですので、今から45年前です。その間に数々 の新しい発見があったことでしょう。それで最新の宇宙と素粒子に 関する書物を読んだことですが、結論を申し上げるなら、「エネル ギーは現代物理学の基礎概念です」(猪木正文『物理学的人生論』 153ページ)ということは、最新の研究と発見と本質的に少しも 変わっていません。以下は、最新の素粒子物理学の研究と発見です。 「学校では『万物は原子からできている』と習いますし、たしか に地球以外の星も原子でできてはいます。しかし実は『原子以外の もの』が、宇宙の約96%を占めている。……それがわかったのは、 2003年のことでした。……宇宙の中で、私たちが理解できた原 子は4.4%にすぎません。宇宙のエネルギーの23%を占める暗 黒物質は星や銀河ができるもとであり、……また、宇宙のエネルギ ーの73%は、もっと得体の知れない暗黒エネルギーで、『見えな い力』で宇宙の膨張を後押しして膨張をどんどん加速しています」 (村山斉『宇宙は何でできているのか』44、224ページ)。 この書も参考文献に記したように、優れた著書に負うところが大 きいことを書き添えたいと思います。お気づきのことがありました ならば、ご指導をお願いいたします。 執筆の機会を与え、またいろいろとアドバイスをしてくださった いのちのことば社出版部の方々に心から感謝しています。 2010年12月 著者 (拙著『聖書の中心的な教え』の「あとがき」より) 次は2014年9月25日「聖書が教えている奇蹟、その1」です。 甲斐慎一郎の著書→説教集 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.06.03 18:46:16
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