「天地創造は6日か幾億年か(3)」2015年8月17日
インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network
Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しま
した。2015年5月5日放映「目に見える神と目に見えない神」
「天地創造は6日か幾億年か(3)」
アンサーズ・イン・ジェネシス代表 ケン・ハム
創世記1章
5.「炭素14」法という放射性炭素による年代測定法
「炭素14」法は、半減期が5,730年なので、10万年を超
すものは測ることができません。逆に言えば、炭素14が見つかる
ということは、何億年はおろか、10万年以下でなければおかしい
のです。しかし現実には、進化論が「何億年」と言っている恐竜の
骨や石炭鉱床内に炭素14が見つかっています。
ダイヤモンドの例--「カリウム=アルゴン」法という放射性元
素の年代測定法によると、10~20億年前のものと出ました。
「炭素14」法で調べてみると、5万8千年という結果が出ました。
そもそも何億年前のものであれば、炭素14法では測定できない
ので、測定できた時点でおかしいのです。なお、ダイヤモンドの結
晶の構造上、炭素14が後から混入した可能性はありません。
五、「長い期間」を指し示していない数々の観察証拠
非常に多くの証拠が何億年という時間は不要であること、そして
地球が何千年単位のものであることを示しています。
1.1,980年代のセントヘレンズ山の噴火
1,980年5月18日、アメリカ北西部のワシントン州にある
セントヘレンズ山が爆発しました。30フィート(約10メートル)
の地層がわずか3時間という短時間で形成されました。また続いて
起こった泥流によって岩石が削られ、あっという間に渓谷ができま
した。
2.グランドキャニオン
北アメリカ大陸全体に広がるような広大な地域に水平に堆積して
いる地層を見る限り、これが地球規模の洪水で堆積したものでなけ
れば考えられません。すなわちノアの大洪水を指し示しています。
ノアの洪水時に短期間で形成された地層がまだ柔らかいうちに、せ
き止められていた洪水後の水や雨が泥流となり、あのような渓谷を
削っていったと考えられます。短期間で形成された渓谷の底に、や
がてコロラド川が流れるようになりました。コロラド川が地層を侵
食して何億年もかけて渓谷を作ったのではありません。また、地層
がまだ柔らかいうちに隆起したとしか考えられないような、歪めら
れた曲線の地層が観察されています。
3.コンクリート、すなわち人工の岩石。
短期間で出来る岩石の例で、何億年もかかりません。
4.オーストラリアの海岸で発見された鉄線の輪の化石。
1,970年代からまだ数10年しか経っこいないのに石化してい
ます。
5.魚が魚を食べている瞬間の化石
冒頭の写真は「子供を産んでいるイクシヤサウルスの化石」と
「魚を飲み込んでいる魚の化石」です。このような短時間の姿をと
らえた化石は、進化論者が言うように何万年もかけて化石になった
のではないことを証明しています。ノアの大洪水による大量の土砂
によって腐る間もないほど急激に、しかも高圧で埋没させられるこ
とによってできたのです。
6.木の化石化
冒頭の写真は、フランスのサン・エチネの近くで発見された「何
層にもまたがったまま埋もれた木の化石」です。このような化石は、
進化論者が言うように、木が異なった時代を何億年も生き続けので
はないことを証明しています。ノアの大洪水による水のふるい分け
作用によって水平に何重にも重なっている地層が形成され、そこに
大量の土砂によって腐る間もないほど急激に、しかも高圧で埋没さ
せられることによってできた木の化石が違った土質の地層にまたが
って縦に埋もれたのであり、そうでなければ、決してこのような
「何層にもまたがったまま埋もれた木の化石」にはならなかったで
しょう。
7.氷床の形成
進化論では氷床は非常にゆっくりと形成されるといわれています。
しかし、第二次世界大戦中のグリーンランドの氷床上に不時着した
飛行機は、46年間で、約75メートルもの深さの氷に埋もれまし
た。短期間でそれだけの厚さの氷が積もったのです。
結論--アダムの罪による死と苦しみ、そしてキリストの贖いに
よる永遠の生命を信じるキリスト者は、何億年という進化論の数字
を受け入れるべきではありません。そのような妥協的な姿勢がイギ
リスの教会の没落を招いたのです。何億年という数字は、創造主で
ある神のことばを否定する人たちが考え出したものであり、神学的
にも科学的にも矛盾しているのです。
甲斐慎一郎の著書→説教集
次回は2015年8月24日「生命の設計図と宇宙の設計図(1)」です。