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「神のご計画の全体20 2017年11月19日 聖書が教える人生ドラマ」 インターネットのテレビ局CGNTV(→みことばに聞く→関東→ 東京B)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しました。 2015年4月3日放映「信仰に成長する秘訣(3)」 「神のご計画の全体20 聖書が教える人生ドラマ」 甲斐慎一郎 申命記8章1~20節 ドラマという言葉は、一般には「演劇」と訳されています。しか しこの英語の語源は、ギリシャ語の「行為」という言葉であり、ド ラマチック(劇的な)という形容詞でよく使われるように、ドラマ には「劇的な事件」という意味があり、それは必ずしも「演劇」と か「芝居」というような虚構の世界だけを意味しているのではあり ません。事実や現実の世界でも、いわゆる劇的であるならば、それ はドラマなのです。 このように考えていくならば、私たちの人生もドラマです。また 聖書は、神と人間と悪魔という三者の三つ巴の戦いを記した壮大な 歴史ドラマであるということができます。 この聖書のドラマの特徴は、時間的には世の初めより世の終わり まで記した最も長いものであり、空間的には上は天の御国より下は 地獄まで及んでいる最も広大なものです。しかし最大の特徴は、私 たち自身が、このドラマの中に生きていることであり、私たちは単 なる観客や読者でいることは絶対にできないということです。 一、その構成について まず聖書のドラマまた私たちの人生ドラマの構成について考えて みましょう。 第一に、このドラマは、神の御心や計画という筋書きやストーリ ーがあるということです。神は、その摂理によって様々なところに 伏線を敷き、また悪魔や悪人でさえも用いて、ドラマには欠かせな い悪役を演じさせているのです。 第二に、このドラマは虚構の世界ではなく、事実や現実の世界で あるということです。私たちは、「事実は小説よりも奇なり」とい う言葉のように、小説よりも不思議な事実や現実の世界の中で、二 度と繰り返すことができない厳粛な人生を送っているのです。 第三に、このドラマは原作者が神であるとともに主人公であると いうことです。神は、この世界を支配し、その主権と愛によってこ の世界に介入されるのです。 二、その主題について 次にこの聖書のドラマまた私たちの人生ドラマの主題は何でしょ うか。一言で言えば、「人がその子を訓練するように、あなたの神、 主があなたを訓練されること」です(5節)。 1.訓練の基礎――私たちのうちにあるものを知ることです(2 節)。 私たちは、苦しみに会う時、最も醜くて罪深い本性や地金が表れ てきますが、それを通して神は、私たちに本当の姿や実質を教えて、 その実質にふさわしい訓練をされるのです。 2.訓練の目的――主の口から出るすべてのもので生きるためで す(3節)。 最も醜くて罪深い自我を示された私たちは、神のもとに追いやら れ、神によって生きる以外に真理の道を歩むことができないことが 分かるのです。 3.訓練の結果――ついに私たちをしあわせにすることです(16 節)。 真のしあわせは、神の聖さにあずかり、平安な義の実を結ぶこと です(ヘブル12章10、11節)。 三、その見方について 最後にこのドラマの見方について考えてみましょう。三つの見方 があります。 1.自分の立場から見る見方です――これは誰でもしていること ですが、どうしても主観的になり、多くの場合、視野が狭く、浅薄 で低い見方になりやすいのです。 2.観客または読者の立場から見る見方です――これは自分を離 れて自分を客観的に見ることであり、相手の立場に立って見ること もでき、より真理に近づく広い見方です。 3.原作者である神の立場から見る見方です――これこそ様々な 人間的な限界や環境的な障害を乗り越えて、最も真理に近く、高尚 で深遠な理想的な見方です。 甲斐慎一郎の著書→説教集 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.11.18 17:17:39
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