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「聖霊に満たされる秘訣」 2018年5月27日 インターネットのテレビ局CGNTV(⇒みことばに聞く⇒関東⇒ 東京B)の番組に当教会の牧師が出演しました。 甲斐慎一郎 使徒の働き、1章3~14節 キリスト教の教会暦における行事の中で最も大切で代表的なもの は次の三つです。 1.クリスマス(キリスト降誕節) 2.イースター(キリスト復活節) 3.ペンテコステ(聖霊降臨節) 聖書は、キリストが降誕されたクリスマスは罪の贖いを成し遂げ るイースターのためにあり、イースターは私たちに聖霊が臨まれる ペンテコステのためにあると教えています。 一、聖霊に満たされる第一の秘訣――神の約束を知って待ち望む こと(3~8節) イエスは、弟子たちに「わたしから聞いた父の約束を待ちなさい」 と言われました(4節)。弟子たちに聖霊が与えられることは父の 約束です。しかしここに至るまでのイエスの生涯を見るなら、イエ スの生涯そのものが私たちに聖霊を与えるという約束です。イエス は、私たちに聖霊を与えるために、ご自身の尊い血を流されたから です(ヨハネ7章39節、12章23、24節)。 イエスの十字架の死と復活と昇天は、私たちに聖霊をお注ぎにな るため「御父から約束された聖霊を受け」る準備であり、条件でし た(使徒2章33節)。イエスは、この箇所において3回も聖霊を与 えるという約束をしておられます(4、5、8節)。 しかし弟子たちは、地上の王国を夢みて、イスラエルの国の再興 のことを質問しました(6節)。その時、イエスは、今すぐ知らな くてもよいことと、緊急に知らなければならないことを教えられま した。後者は、聖霊が与えられることです。 しかし人は、ともするとすぐ知る必要のないことや目新しいもの を求めようとします。けれども信仰の世界においては、66巻の聖 書が与えられている現在、新しい真理など存在しません。古い神の 約束をなおざりにして新しい知識を求めても、人は決して変わりま せん。かえって古い神の約束を再認識し、再発見する時、新しい光 (知識)が与えられ、新しい体験をすることができるのです。 二、聖霊に満たされる第二の秘訣――聖霊の必要性を深く自覚す ること(9~11節) イエスは、「罪のきよめを成し遂げ」られたので、天に上って、 「すぐれて高い所の大能者(神)の右の座に着かれ」たと聖書は教 えています(ヘブル1章3節)。言い換えれば、イエスの昇天は、 贖いのわざの完成です。そして聖霊の降臨は、その結果です。イエ スが昇天されなかったならば、聖霊が臨まれることはなかったので す(ヨハネ16章7節)。 しかし弟子たちは、相変わらずイエスが復活された後も、地上の 王国を夢見ていましたが、昇天によってイエスが彼らの視界から消 えた時、彼らが見ていた地上の王国の夢も消えてしまいました。そ の代わり地上の王国が建設される前に、人々の心の中にキリストに よる霊的な王国を建設する大任が彼らに託されました(8節)。 弟子たちは、目に見える頼みの綱であったイエスが取り去られた ので、約束の聖霊を待ち望む以外になすすべがなかったのですが、 これは私たちにとっても同じです。 三、聖霊に満たされる第三の秘訣――神にすべてをささげて信じ ること(12~14節) だれが一番偉いのかと争っていた弟子たちが、なぜ心を一つにし て祈りに専念することができたのでしょうか(14節)。聖霊が必要 であると深く自覚していたので、体裁や体面など気にしている時で はなかったからです。 神にすべてをささげる献身は、神の前に正しい者として立つため に、人の前における体裁や体面に死ぬことです。「人はなにと言う ともよし、光に従い、言い表わさなん」(聖歌265番2節)とあ る通りです。人の前における体裁や体面とは、人からの誉れのこと で、私たちは、「互いの栄誉は受けても(すなわち人からの誉れを 求めても)、唯一の神からの誉れを求めな」ければ、真の信仰を持 つことはできません(ヨハネ5章44節)。神にすべてをささげて信 じる時、私たちは聖霊に満たされることができるのです。
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Last updated
2018.05.26 22:37:27
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