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テーマ:赤ちゃんが欲しい!(9163)
カテゴリ:医療
無申請で着床前診断、2例は男女産み分け >体外受精卵の染色体異常や性別などを調べて選別する「着床前診断」を2002年から3例実施していたことを、神戸市灘区の大谷産婦人科(大谷徹郎院長)が、3日明らかにした。 >着床前診断は命の選別との批判があるため、日本産科婦人科学会は会告で、実施を「重い遺伝病の診断」に限定しており、これまで申請を認めた例はない。同産婦人科では、2例は男女産み分けを希望し、1例は染色体異常を心配し診断を望んだため実施したとしているが、いずれも会告には該当しないとみられる。 【着床前診断】不妊治療の技術である体外受精を利用し、染色体や遺伝子の異常などを検査、多数の受精卵から問題のないものだけを選んで着床させる。 もう何て言うかさ。突出した技術を持つ人間が「倫理」をないがしろにするとこうなる、っていう典型的な例だよな。「問題提起をした」とか「患者の幸福のため」なんて言ってるんだけど、そんなもの、某カルト教信者が「人類のため」とか言って好き勝手やってたのと大差ないんでさ。 ただのマスターベーションなんだって。 男女産み分けに着床前診断 神戸の産婦人科 学会申請せず Q なぜ着床前診断をやったのか。 >患者にとってベストな治療をと思った。 この医師のおかしいところは、この男女産み分けを「治療」だとしてるところなんだよね。 【治療】手当てをして、怪我・病気を治すこと(小学館新撰国語辞典) これ、治療か?「男の子じゃなきゃイヤん♪」「女の子じゃなきゃイヤん♪」なんて、単にワガママ言ってるだけじゃねぇのかって。男の子二人生まれたから次は女の子が欲しい、とか思うのは自由だよ。食事とか夜の営みの体勢だとか、いろいろ工夫したり努力して「次は女の子を産もう」と二人して頑張るのはいいと思うんだよ。 ところが、このバカ親もバカ医師も「人間になる前にわかるからそれで(産むかどうか)決めましょう」とか言ってんだもの。これ、全然治療じゃねぇだろ。百歩譲って治療だとして、この親は一体どんな病気なんだよ。「欲しい欲しい病」か?バカか、そんなものただのワガママだっての。単なるアタマのビョーキじゃねぇのかって。ってかさ、 このオトナ達は、子供を何だと思ってんのかね。 >昔からやり慣れた方法で、中絶しなくてすむのであればやってあげたかった。 希望した性別の赤ちゃんじゃなかったら中絶、ってのが前提の話だものね。誰も、「着床前診断」そのものをダメだなんて言ってないんでさ。学会だって、『治療法のない重い遺伝病』については容認してるわけでしょ。「男女産み分け」がそれほど切迫したものかって話なんだよ。この人、技術的には医者でも、人間の資質として医者になっちゃいけないものじゃないかって気がするね。 性別で産むか産まないかを決めるような親なら、どんどん好きなだけ中絶させてあげればいいと思う。希望する性別の子供が産まれてくるまで何度でも。中絶を繰り返せば母体にもかなり影響あるわけでしょ。将来的に子供が産めなくなったり、身体に変調をきたしたりとか。何でそんなに手軽に出来るようにしてあげる必要があるんだって。 自分のワガママ通すためにそれくらいのリスク背負えっての。 >羊水検査などで命の選別が行われているのは事実だし、 この人、マジメに言ってんのかね。それとも、無理に正当性を叫ぼうとして辻褄が合わなくなっちゃってるのかな。前述したように、着床前診断そのものがダメだなんて誰も言ってないんでさ。問題は、「男女産み分け」が該当するかでしょ。治療法のない深刻な遺伝的病気と、単なる親のワガママである男女産み分けを一緒にするんじゃないよ。 Q 学会に申請しなかったのはなぜか。 >規則ががんじがらめで申請しても認められないのは分かっていた。水面下でやろうと思った オマエみたいのがいるから規則でがんじがらめにするしかないんだって。ひとりひとりの医師に委ねたいところなんだろうけど、こういう倫理観の欠片もなく自分の主張の矛盾にも気づかない医師がいる限り仕方ないというのが現状だろうな。 Q 障害者の差別につながらないか。 >障害者を手助けする社会は必要だが、母親が障害者を産まないと決意した場合、自己決定権がある 「男の子(女の子)が欲しい」と希望する親に女の子(男の子)が生まれる(かもしれない)状況と、「障害者を産まないと決意」する親の状況と、何で同じ基準で語れるのか不思議でならないんでさ。質問者の「障害者の差別に繋がらないか」という発言もトホホだけど、やっぱりこの医師の価値観・倫理観は生命を扱う医師として向いてない感じはするね。 Q 学会への対応は。 >なるべくなら従いたかった。 要するにさ、自分の考えと合うところは従うけど、今回は合わなかったんで従えなかった、と。まぁ、何て都合のいいスタンスだろうかね。そりゃ、却下されるだろうよ。ってかさ、医者も病気を治すだけでなくて、こういう親(科学的な男女産み分けを希望する親)に対して「天からの授かりものですから」とか言ってほしいんでさ。もっと言えば、 「はぁ?バカじゃないですか?アンタには親になる資格ありませんよ」くらい言えって。 >形式的には謝りたい。しかし、ある程度は言い分もある。学会には自分の考えを述べさせていただきたい。 「形式的には」だって。で、後日の新聞によると結局平謝りだったらしくてさ。この医師は、何の覚悟も主張もなかったというね。ってか、それも表向きでこういう人ってのは今後も隠れてやるんだろうけどさ。 >学会の先生は『白い巨塔』の教授かもしれないが、人間として話し合いたい。 「白い巨塔」ね・・いかにも自分は弱者的な立場に置いた言い回しがウザイやね。相手は高名な実力者で権力もある。自分は一介の医師で力もないが情熱だけは負けない、みたいな。そういう図式にした方がわかりやすいんだろうけど、いかんせんこの医師の言い分がボロボロだからねぇ。 どうせ、自分の言い分が通らなかった場合は「旧態依然の構図で残念」とか何とか言うんだよ。自分の倫理観が問題なんじゃなくて、あくまでも相手の権力にねじ伏せられた、みたいな言い方ね。大体さ、「人間として」話したら、着床前診断での男女産み分けを認めようなんて話になるわけないだろうって。 自説に酔い過ぎで恥ずかしいぞ、オマエ。 Q 今後は。 >医療を必要としている人に手を差し伸べないなんてできない。すべての女性を幸せにするのが私のライフワークだ いや、別にライフワークでも何でもいいんだけどさ。「全ての女性を幸せに」なんていう奉仕精神旺盛な男性でも関係ないけどさ。医師免許という特別な免許を持って、そういう人でしか出来ないような技術で倫理をないがしろにするようなことはやめなさいっての。この人は、すり替えばかりで話が先に進まないなぁ。 だからさ、男女産み分けが「医療」なのかって。さっきから「治療」だの「医療」だの。論点をすり替えてるんじゃないよ。確かに、この文面だけ読めば「うんうん、そうだよね」となるんでさ。着床前診断での男女産み分けがベースだって知らないまま読んでたら、この医師は誠実な医師だと思っちゃうもの。 だからさ、着床前診断での男女産み分けと「治療」「医療」は繋がらないだろうって話をまずわかってもらわないと、この医師の自説の暴走を止められないよね。質問者も、もうちょっと突っ込めって。 そりゃ、確かに性別を希望する女親にとっては幸せかもしれないよ。「女の子が欲しいぃ~♪」って言ったら、着床前診断で「今回は男の子だからあきらめましょう♪」とか言ってスルー出来るんだから。痛みも何もなし。「命」に対する思い入れもなし。そういう意味では、中絶のリスク回避で女性も楽だろうよ。また、女の子が出来るタイミングまで頑張ればいいんだから。 で、そういうものは「楽」でいいのかよ、あ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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