そろそろ2017年も―(後編)
作家活動の方でも、思ってもいなかった展開があった。 ブログにも書いたけど、2年前に出した英語の小説『Someday Baby: IVF at 40』。実は1年ほど前から出版元と印税の支払いや電子書籍の流通、とりわけアマゾンKindle本の流通のことなんかで揉めていた。。。 それがこの9月、やっと2度目の印税を払ってもらえたと思ったら、今度はKindle本の販売を取り下げられてしまったのだった。去年も1度こういうことがあったので、またか…と、ゲンナリしてしまった。出版社に取り合っても前回同様、言い訳メールが返ってくるばかりで、ラチが明かず… いっそ解約して、自分でKindle本を出版してみようか、と思った。 2年前の自分だったら、あり得ない決断だけど、去年は『Tamago―39歳の不妊治療』を日本のアマゾンからKindle電子書籍で出版したし、今年は『インスタント・ニルヴァーナ1』をやはりKindleで出した。日本語でできたのだから、英語でもできるんじゃなかろうか? そうなると不安なのが、表紙のことだった。なんといって、表紙は本の顔。解約してからも出版社に作ってもらった表紙をそのまま使わせてもらえるだろうか? 「新しいのを作っちゃえばいいよ」娘があっさりと言ってくれた。「でも表紙に使えるような写真がないから…」と、後ろ向きな私。「大丈夫だよ。私が学校のアートで使ってたソフト使えば、たぶん簡単に作れると思うよ」 そうして娘は、私が用意した素材となる写真数枚を使って、希望通りの表紙を作成してくれたのだった。出来上がった表紙は、私のイメージ以上の仕上がりで、ありがとう、メェ! 結局、自分で原稿を整理し直して、後書きを付け足して、本の体裁を整えて編集して、記念すべき娘との共同制作の表紙を使って、パォ~ン『Someday, IVF at 39』が完成したのだった! それが、不妊治療を題材にした作品で、その元になる日本語の小説を書いていたとき娘は未だ幼稚園に通っていたことを思えば、しみじみ感慨に浸ってしまう。その娘が電子書籍の表紙を作ってくれたのだから! そうして10月末に無事、『Someday, IVF at 39』をKindle電子書籍で出版、流通させることが叶ったのでした! 以前より素敵な本になって (と自分では思っている) 、お値段もぐっと安価にできた。「なか見検索」で、どうぞ覗いてみてください。 『someday, IVF at 39』 by Ako MakKindle書籍 250円https://www.amazon.co.jp/dp/B076ZTV2JZ こうして『Someday Baby』は思いもよらず生まれ変わったわけですが、そのぶん『インスタント・ニルヴァーナ』の方が遅れてしまった。。。 予定では、3部からなる作品なので1部ずつ編集して出していこうと思っていたの。今年中に『インスタント・ニルヴァーナ1』と『インスタント・ニルヴァーナ2』を出版して、来年3月中に3部を揃える予定だった―のだけど、むむむ… 来年、上半期には全巻揃うようにがんばりますッ。 予定通り進行したことも、それなりにあった。小学校の仏教クラスとか。 ここ3年ほど週に1度ボランティアで小学生に瞑想と仏教を教えている。去年は体調を崩してしまったせいで、休んだり、同僚に代わってもらったりもしたけれど、今年は何事もなくスムースに進んだ。ほっ。 生徒から可愛らしい手作りのカードまで頂いて、やって良かった!う~、Rejoice!!!Rejoice―自分や他者の幸福や努力を喜ぶことは、チベット仏教の6 Perfections―6つの徳行の一つデス。 こうして私のささやかな日常をのせた1年もそろそろ終わろうとしている。 来週は日本に帰る。和食に炬燵に、温泉、お寺に神社に、Book Off―子どもたちは今から「ブックオフに行きたい~」と騒いでいるので。 今年も年明けを日本で迎えられるなんて、とても嬉しい。また炬燵で「ゆく年、くる年」が見れるよ~除夜の鐘が聴けるよ~Rejoice💛 皆さんの2017年はいかがでしたでしょうか? 少し早いですが、どうぞ良いお年をお迎えください。 写真は、子どもたちが作ったジンジャーブレッドのクリスマス・ハウス。見ているだけで血糖値も上がりそうですが、1週間と経たず綺麗に消えてしまいました。う~む、Emptiness― Merry Christmas and Happy New Year!!! 来年もどうぞよろしくお願いいたします。 にほんブログ村