【恋はつむじ風のように】ナターシャ オークリー著
【恋はつむじ風のように】ナターシャ オークリー著/大森 みち花 訳兄の親友ヒューのことは、昔からよく知っている。頭がよくてハンサムで、いつもとびきりの美人を連れ歩いている。そんな彼が、地味で冴えない私に助けを求めてきた。上司の妻につきまとわれて困っているので、秘書が留守のあいだオフィスにつめていてほしいというのだ。笑顔がすてきな彼なのに、今度ばかりは血相が変わっている。「頼むよ、エイミー。たった二週間だから」しぶしぶ引き受けたけれど、心の動揺が抑えきれない。彼と毎日会うなんて、竜巻の中へ突っ込むようなものだわ。ずっと嫌いなふりをして、彼への思いを隠しつづけてきたのに。 あっ!コピアの簡単感想 ★★★☆☆嫌々ながらも引き受けた秘書の代役と恋人役を演じながら、切ない思いで胸を痛めるヒロインがいじらしく愛しく感じられました。振り向いてもらえるはずのない相手に恋してしまったヒロインの切ないラブ・ストーリーです。