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テーマ:「ハウルの動く城」(329)
カテゴリ:映画
川崎でみました。
映画は、「いかに気付くか」だと改めて思いました。 映画のストーリーを追うだけで、いい悪い、面白い面白くないと判断するのは少しもったいない見方です。 本筋とは違うところ、ふくらますためのシーンや何気ないやりとりで何に気付くか、です。 それらは自分自身のアンテナが受信するものです。 送り手が意図すれば伝わるというものではないのです。 人がそれぞれ抱えているものと、映画の表現が共振して、メッセージが生まれます。 送り手が努力すべきなのは、メッセージを込めることではなく、魂を込めることです。 それが本気で込められれば込められるほど、結果として観客の心の中にメッセージがビンビン飛び込んでいくものとなります。 このことはもちろん映画に限りません。 あらゆる表現に通じることですし、さらに言えば生き方だってそうでしょう。 本気で生きている人と触れ合うと、その人が体中からメッセージを発しているのが感じられます。 野心とは、そういう人間になろうという意志です。 いかに魂を込めた生き方をするか、ということなのではないでしょうか。 「ハウルの動く城」は 出会いの物語だ、と思いました。 いままで、人生で一番インパクトのあった出会いはどんなものだったでしょうか。 実際に対面で会うだけではなく、メディアを通じてのものでもなんでも、それによって人生の進む方向が一気に変わるような出会いは、実はそれだけで贅沢な経験なのかも知れません。 いい出会いを(女性に)提供するために、日々何をやっていくのか。 男の仕事というのは結局そういうものなのではないか、と思いました。 (ちょっと気障ですね、でもそう思いました) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 4, 2004 05:41:43 AM
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