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祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ 平家物語の冒頭の有名なくだり。 この一節が宇多田ヒカルの「traveling」の中で出てくるのを思い出して、ふと全文を読みたくなってしまいました。 はっきり言って、僕は古文に興味がありません。 このくだりが平家物語だった事も知りませんでした。でも、なんとなくそのことばの意味は覚えていたのか、今の気分にしっくりきます。 まぁー今こんなことば聞いたらまた現実逃避してしまいそう。 こんな風に改めてそれらのことばを味わってみると、またそれらの物語そのものも読んでみたいななんて思ったりもします。まぁー多分読みはしませんが。 とりあえず忙しいです。 今日の英語のクラスが終わっただけで、なんだか魂が抜けたようになってしまいました。それまでが切羽詰っていた分、そのぶり返しは結構大きいようで。 でも明日は心理学のテスト。休んでいる暇はありません。 が、 それでも風呂上りにふと、こんなくだりを読んでみるのも悪くないなーなんて思いました。 さてと、まぁそんな訳でこれからまた勉強です。 もうちっと読み込んでみたかったんですが、またえっらい時間がかかりそうなのでまた後日。この好奇心が勉強に向けばどんなに良いかと考えてしまう。 まぁ辛抱の時、やる時にやっておかないと、休む時にちゃんと休めませんから。割り切って勉学に取り組まねばです。ほぇ。 ちなみに、こちらが冒頭の現代語訳となります。 『祇園精舎の鐘の音には、諸行無常すなわちこの世のすべての現象は絶えず変化して留まることがないという響きがある。沙羅双樹の花その色は、勢いが盛んな者も必ず衰えるものであるという(この世)の道理をあらわしている。(そのようなわけで)世に栄え得意になっている者も、(その栄えは)ずっとは続かず、春の夜の夢のようである。また勢い盛んではげしい者も、結局は滅び去り、まるで風に吹き飛ばされる塵と同じようである』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.10.29 14:38:29
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