自己破産をする状況
自己破産を決意した場合には、申請前にやっておくべきことがあります。自己破産をすることは、今までの自分の人生を見直して再生を図るとともに、周囲の人たちとの関係も再構築する必要があるからです。貸金業者との間の契約書、領収書、振込明細、督促状、支払明細の記録などを整理しておきます。破産の申立書類の1つである「債権者一覧表」を記述するためには、貸金業者との取引の明細をきちんと把握しておく必要があります。これは、契約書、領収書、振込明細、督促状、支払明細の記録などが手元にあれば、容易に分るものです。自分で自己破産申請する場合はもちろん、弁護士などの専門家に相談する際にも必要な資料になりますので、きちんと整理しておいてください。保証人がいるならば、保証人と良く話し合ってみましょう。貴方に保証人・連帯保証人などがいる場合において、そのまま何もしないで貴方が自己破産すると、その債務は保証人が全部被ることになります。いきなり、何百万円もの借金を支払うことになったら、そりゃ、保証人も怒るでしょう。その保証人との人間関係など、別に壊れても全然okとかいうなら話は別ですが、そうでないなら、自己破産の申請をする前に話を通しておくべきです。家族と良く話し合ってみましょう。弁護士等に破産を依頼した場合、破産宣告の通知などの書類は弁護士に行きますので、家族にばれないで破産することは可能です。しかし、自己破産すれば、7年位は、クレジットカードを作れず、ローンも組めません。家族にも影響がありますので、あらかじめ理解を得ておくほうがいいでしょう。必要な添付書類等を集める。自己破産の申請に必要となる添付書類を、できるだけ用意しておきましょう。 住民票及び戸籍謄本 給与明細及び源泉徴収票 退職金計算書 不動産登記簿 保険証券のコピー、申立時の解約返戻金計算書、保険が失効した場合にはその証明書 通帳のコピー 車検証のコピー、又は登録事項証明書のコピー 賃貸借契約書等のコピー 生活保護等の受給証明書のコピー 株券等の有価証券のコピー その他