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カテゴリ:自閉症関連
孤児いやすハサミの音『ふしぎな朝鮮のアメ売り』 ...高貞子さん絵本出版記念会
【大阪】アメ売りと母を失った孤独な少年の心の交流を描いた ファンタジックな絵本『ふしぎな朝鮮のアメ売り』(変形24ページ、陶院叢書)が完成。
10日、大阪市内で出版記念会が開かれた。
「母なし子」といじめられていた少年が、 アメ売りからもらったアメをなめることで 亡くした母親の温もりを取り戻すというストーリー。
高貞子さん(65、大阪市)は昨年2月、 ソウル芸術団団員のコ・ソクチンさんが 大阪市立御幸森小学校で披露したアメ売りの舞台パフォーマンスを見た。
舞台を観劇していた自閉症児が 全身で喜びを表しているのを見て高さん自身も「しあわせ」を感じ、 「この絵本を書こうと思った」。
苦労したのはアメを切るハサミの音だった。 高さんは韓国でアメ売りの実演を見て チョキチョキではなくチェンチェンと表現した。
チェン、チェン、チャッチャッ、チェンチャッチャッ というリズミカルなハサミの音が絵本に生命を吹き込んだ。
絵は水墨画家のキム・ヘジンさん。
高さん自身、子どものころ「朝鮮人」といじめられ 、本を読んで癒された経験の持ち主だけに、 「いじめが社会問題になっているなか、 この絵本が心の悩みを解決できる糸口となって、 子どもたちへの応援メッセージになればうれしい」 と微笑んだ。 1600円(税別)。海風社(06・6541・1807)。
物騒な年末に明るい心温まる話題ですね。
クリスマス用に一冊、いいかもしれませんね。🌠
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