「自閉症の息子、皆さんの力に」上里の清水さん、町広報大使に
「肩書は、自閉症の息子を持つシングルマザーです」。
こう自己紹介する埼玉県上里町の会社員清水祐子さんが14日、
町広報大使に就いた。
清水さんは隣の本庄市で生まれ、
結婚を機に上里に移り住んで二十数年。
2021年、輝くミセスを選ぶ「ミセスジャパン」に初出場し、
グランドファイナルで3位に入った。
会社勤めをする傍ら、フリーペーパーの副編集長を務め、
2本のポールを使って歩く
ノルディックウォークの公認指導員としても活躍する。
町は前向きで活発な清水さんの発信力に期待を寄せる。
清水さんの原動力は一人息子の永佳(えいか)さん(29)。
自分の頑張る姿を見せて勇気を与えたい。
2人でウォーキングをしながら
コミュニケーションもしっかり取りたい……。
この日の委嘱式で山下博一町長から委嘱状や名刺、
タスキを受け取った。
清水さんは
「息子のように障害のある人たち、
ひとり親など懸命に頑張っている人たちの力になれば、
とお引き受けしました」
と語った。
これから発信したいものを問われ、
「7月に入ればホタルを楽しめ、おいしいナシが出回る。
郷土が生んだ日本初の
女性水上飛行機操縦士・西崎キクのこともSNSで発信したい」
と即答。
このほか様々なアイデアを提案し、町幹部を喜ばせていた。
[朝日デジタル]
町の原動力にもなる、すてきな笑顔の女性ですね。☄
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