Microsoft Imagine Cup.
Microsoft Imagine Cup 今日(米国時間7/9)は、オーストラリアのシドニーで行われた学生テクノロジコンペ、今年のMicrosoft Imagine Cupの最終日で授賞式、優勝賞金25000ドルをかっさらったのは手話を音声に翻訳する手袋だ。 決勝に残ったのは世界中からの75チーム、彼らが審査員団の前でプレゼンを競った。 Microsoft Imagine Cupは今年が10回目で、その名のとおりサッカーのワールドカップの熱気と学生によるピッチコンペ*を結びつけたイベントだ。 今年のテーマは"もっとも困難な問題の解決を助けるテクノロジ"、医療や環境問題に取り組むチームが多かった。〔*: pitch, 売り込み, 企画~製品説明。〕 二位になった日本のCoccoloは、照明器具同士がお互いに会話をして、明かりを暗くしてもよい場所を見つける、というシステムを提案した。 ポルトガルのwi-GOは、店内で障害者のうしろを自走していくショッピングカートをKinectを使って作り、三位になった。 決勝に出た全員が10月に発売されるWindows 8マシンをもらえるそうだが、それがSurfaceなのかどうか、Microsoftは明言していない。 来年はサンクトペテルブルクで開催される。 Windows 8の発売が間近だから、来年はWindowsが主役になるかもしれないが、今年の参加作品もすでにWindows 8を使ったものがけっこう多かった。Metroスタイルのアプリケーションではなかったが。 ドイツのGreenwayはコカコーラ賞「環境持続可能性賞」を取った。Greenwayのねらいは交通渋滞を過去のものにすることで、そのスマートナビゲーションシステムは運転者が渋滞を避けたルートを選ぶのではなく、全市の交通状況を監視しながら、その全体を巧みに調整する。 「健康意識賞」を取ったイタリアのIngeniumは、セラピストが身近にいない自閉症患者の保護者たちに、よりベターな治療ソリューションを提供するプロジェクトを提案した。 アリゾナ州立大学の合衆国チームはトップ20に入らなかったが、同じく合衆国のDrexel Dragonsのチームはゲームデザイン(携帯用)で入賞した。[原文へ](翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))[Techcrunch] 最近の技術に伴ったテクノロジーの開発、そして、何より、それぞれの現場で必要なものを見出し、商品化していく時代になってきているのですね。 便利な時代はとかく意欲を見失いがちだけど、こうした障害者向けの利用価値の高いプロジェクトは、何より必要だし、有難いと思います。 実際に、市場に出てくる日が楽しみですね。 いよいよ夏休みまで、2週間。これから保護者会や面談と、忙しない時期に入ります。 大学生の次男は、今週で夏休みとか・・。