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今日、情報公開法にもとづく行政文書開示請求を初めておこないました。自治体の公文書の開示請求は、数多くやってきましたが、国にたいしては、これまで一度もやったことがなかったんですね。
方法は、基本的に自治体のそれと同じです。事前に電話して、「これこれこういう文書が見たい」と告げると、先方がこちらの要望に合致する書類を特定してくれます。そして窓口に出向いて、請求書(行政側が用意してくれる)に名前、住所、文書名(行政側が教えてくれる)を記入するだけです。 何のためにそんな文書が見たいのか、これを何に利用するつもりかなんてことを聞かれることもないのも、自治体の場合と同じです。 とにかく、全然難しくないので、ぜひみなさんもやってみてはいかがですか。手数料1件につき300円必要です。 今日、開示請求をしたのは京都地検の調査活動費に関する文書です。ほら、昨年、わけのわからない理由で逮捕された当時の大阪高検公安部長三井環さんが暴露しようとしたのが、この調査活動費のことでした。 わたしは市民ウォッチャー・京都というオンブズマングループに所属しているのですが、先月末、開かれた全国市民オンブズマン大会で、各地の検察庁の調査活動費の開示請求をしようという提起がありました。市民ウォッチャーではわたしが担当となって、開示請求することになったのです。「一つくらい、同和以外で何か活動したらどうや」と言われて。 開示請求の結果には全然期待をしていませんが、わかればご報告しましょう。 ◆ 今夜、テレビを見ていると、自民党の野中広務氏が引退するそうですね。テレビでは野中氏の人となりについて紹介しています。ほとんど忘れられていますが、野中氏といえば、いわゆる「同和脱税」問題を一時(自民党が野党になっていた時期)、意欲的に追及していたことがあるのです。 それがまた独特のスタイルでの追及でした。共産党議員のような理詰めの質問ではなく、「脅し」のような言辞を交えながらの、異様な方法なのです。そして、これまで共産党からどんなにしつこく追及されてもとぼけた答弁でごまかしていた大蔵省(当時)でしたが、野中氏の迫力満点の追及に、大蔵大臣みずから「同和脱税」の事実を認めてしまったのですから、びっくりです。 しかし、残念ながら、その後すぐに自民党は政権に復帰したため、野中氏の「同和脱税」追及も終わってしまったようです。また、大蔵大臣の言質を足がかりに、追及を引き継ごうとする議員も現れなかったのことも、じつに惜しいことでした。 野中氏の「同和脱税」追及の国会議事録は、マリードHPに収録していますので、関心のある方はアクセスしてみてください。 → http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/8499/box/taxnonaka.html わたしは野中氏をいかなる意味でも支持しているわけではありませんが、氏を除いて、こんな破天荒な質問をする議員は誰もいないだろうなと思うと、なんとなく寂しくなるな。 __________________________________________________ 寺園敦史 terazonoat@yahoo.co.jp マリード[同和行政オブザーバー]URL http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/8499/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年09月10日 10時28分12秒
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