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2月20日付フットノートで述べた、京都市同和補助金不正事件に関する提訴について、ネット上で読める新聞記事です。
毎日新聞 http://www.mainichi.co.jp/area/kyoto/news/20040221k0000c026004000c.html さて、昨年末、解放出版社より『「同和利権の真相」の深層』という本が刊行されるなど、わたしも執筆している宝島社刊〈同和利権の真相〉シリーズに対するいくつかの批判がおこなわれています。これに対し、わたしたち執筆者が何も声を上げないことをいいことに、『解放新聞大阪版』では、あまりの反論の切れ味の鋭さに、あたかもわたしたちが恐れおののいているかのような記事も書かれてしまいました。 『「同和利権の真相」の深層』のような内容で、何か有効な反論をなしえたと考えているとしたら、ずいぶんおめでたいというか、解放同盟の自己分析能力は、いよいよ絶望的ですね。待つほうはじれったいでしょうが、いずれまとめて反論するつもりですので、それまでもう少しお待ちください。 手始めに、取りあえずわたしから2つの反撃をおこないました。 一つ目。2月25日発売の月刊誌「こぺる」2004年3月号に、「運動・行政を批判する資格と専門性」という論考を寄稿しました。同誌03年12月号に掲載された、角岡伸彦氏の「『同和利権の真相』の深層」に対する返答(角岡氏は解放出版社刊『「同和利権の真相」の深層』の執筆者の一人)です。というより、〈同和利権の真相〉シリーズはもとより、わたしのこれまでの取材・執筆活動への批判に対する反論のポイントを述べた小文です。 部落解放運動に長く携わっている人は、長年にわたって行政からも社会からもある種の「特権」を与えられてきたことと関係があるのでしょうが、批判を受けるときも、特別扱いを要求する傾向があるように思います。犯罪を犯しておきながら、それを指摘されると、「差別の実態を知らないものが何を言うか」とか「解放運動、同和対策事業の意義を全面否定するのか」といった反応です。 差別の実態や、運動と行政の意義はもちろんありましょうが、それを悪業をあばかれたときの反論・正当化の道具にする(道具になると信じ込んでいる)とは、ずいぶん甘えた態度のように、わたしにはうつります。 今回の「こぺる」掲載論考では、こういったことについて書いています。 「こぺる」の購入については、下記のサイトをご参照ください。 http://www.h7.dion.ne.jp/~k-fujita/koperu/index.html 反撃二つ目。『「同和利権の真相」の深層』に関して、解放出版社と執筆者の一人、宮崎学氏宛てに、同書記述の謝罪と訂正を求める内容証明書類を送付しました。 わたしが問題にしていることについては、下記サイトをごらんください。 http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/8499/text/special031222.html たんなる反論や、意見の相違でしたら、もちろんこちらも再反論という形で応答するつもりです。しかし、まったくの事実無根、誤った認識をもとに卑怯者呼ばわりされてはたまりません。解放出版社及び宮崎氏側が、誠意ある対応をしなければ、法的な手段をとるつもりです。 それにしても、宮崎学氏っていったいどういう人なんですかね。内容証明書類を送付する前、わたしは宮崎氏に2回にわたって見解をただすメールを送っていたのですが、返答はありませんでした。 自らの公式ホームページや公刊された本の中で、「ワシから逃げまわっとる寺園! 出てこいや。サシで喧嘩しよやないか」などとすごんで見せておいて(本の中ではわざわざ写真入りだよ!)、こちらがいざ連絡をとると、なしのつぶてなんですから。まじめに相手にする価値のある人なのかな。 _____________________________________________________ 寺園敦史 terazonoat@yahoo.co.jp マリード[同和行政オブザーバー] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年02月21日 19時17分45秒
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