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2004年04月08日
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きょうはちょっと「同和」とは関係ない話題をひとつ。

地方議員が「海外行政調査」と称して、公金で欧米などの観光地をめぐる旅行をしていることの非常識ぶりについては、よく新聞で報じられています。このほど、わたしも参加する市民ウォッチャー・京都が、2003年度の京都市会議員の海外行政調査関連の公文書を情報公開条例にもとづき入手しましたので、その資料をご紹介しましょう。

2003年10月14日から23日までの10日間、市議9人(自民5人、民主・都みらい4人)と市会事務局員1人の計10人が、スウェーデン、チェコ、ポーランド、フランスを旅行しています。

行った先々で京都市会一行が行なった調査は次の通りです。

 ・地球環境政策に係る調査(15日=ヨーテボリ)
 ・少子化及び女性の社会進出に対応する子育て支援施策に係る調査(16日=ストックホルム)
 ・歴史都市再生に係る調査(17日=プラハ、18、19日=ワルシャワ)
 ・環境施策に係る調査(20日=パリ)
 ・観光誘致に係る調査(20日=パリ)
 ・救急患者に対する救急医療サービスに係る調査(21日=パリ)
 ・ごみ処理施設にかかるPFI調査(21日=パリ)

これだけの対象都市、これだけの調査項目にもかかわらず、実質わずか7日間で成し遂げたということ自体、素人目に見てもうさんくさく映ります。公金を浪費した観光旅行ではないかという批判が絶えず起こるのも無理ありません。

で、この旅行に公金はいくら使われたか。

かれらはもちろん、格安航空券などといったものなど使いません。ビジネスクラスで往復、高級ホテルでの宿泊、全食事付き、京都・関空往復(グリーン車利用)はもちろん、行った先々での交通費も税金払いです。しかも1日5300円~9400円の日当付きなんです。

それらを併せると、10日間で1人、112万3500円となります(これだけあれば、わが家では1年間暮らしていけるゾ!=涙)。たいしたものです。

これだけではありません。別枠で「支度料」という名目で、1人5万3900円が出ています。「支度料」とは何か。笑ってしまうのですが、市会事務局によると、市会議員として恥ずかしくない身だしなみを整えるために背広やスーツケースを買ったりするためのお金だそうです(「支度料」制度は2004年度より廃止されたそうです)。

以前もどっかで書いた覚えがありますが、京都市議の給料は、月96万円、ボーナスは年3回(1年で給料のおよそ6か月分)、政策調査費として月50万円出ています。これだけの金で市民に養われておいて「支度料」とはあんまりですね。

最終的に、この2003年10月の「海外行政調査」で使われたお金は、1175万1095円でした。

こんなことに巨額の金が使われたことに対する腹立たしさはもちろんですが、上記テーマの調査に意欲のある研究者、市職員、NPO団体にこれだけの金を使わせていたら、おそらく参加した市会議員のみなさんの何倍もの成果を挙げることでしょう。

いや、そんなありきたりな理屈はどうでもいいのです。生活を保障され、十分な権限と時間を与えられているにもかかわらず、市会議員としてろくな仕事もせず、その上、海外旅行まで人の金でして恥じない、その根性に我慢がなりませんね。

●2003年10月の「海外行政調査」に参加した市会議員(腹立つから赤字で書いてしまおう)

 宇都宮壮一
 富 きくお
 繁 隆夫
 中村三之助
 中村一雄
 津田大三
 小林あきろう
 鈴木マサホ
 砂川祐司


_____________________________________________________
寺園敦史
マリード[同和行政オブザーバー]





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最終更新日  2004年04月09日 00時26分02秒


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