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カテゴリ:アラビア書道
19日に大阪・淀屋橋の今期のお稽古が始まりました。ところが生徒さんの2人が手に花を持ってこられました。別にアラビア書道の教室用に持ってこられた訳ではなく、このお稽古場所の向かいにマンション兼ホテルが新築開店したということで、ずらりと並んでいた花環から勝手に取ってきたとのことです。
どこかでこういう習慣があるのはテレビで以前見たことがありましたが、大阪でもあるとは知りませんでした。私が大阪にいたころには無かったような気がします。ひどい場合、新築ビルの偉い人のスピーチが終わるか終わらないうちに、花環の周りに一般の人が集まり(ほとんど女性ですが)、花を奪ってしまうとのこと。この花が早く無くなったほうが千客万来でよい兆候であり、いつまでも花が残っているのは余りよくないということらしいです。 この習慣は東京では考えられません。勝手に花環の花を持って言ったら怒られるかも知れません。大阪では逆にどうぞ持って行って下さいというところもあるそうです。名古屋でもこの習慣は有名とのこと。花を取る理由は良くわかるのですが、花が無くなった花環だけがずらりと並んでいるのはなんとなくみすぼらしいと感じるのは私だけでしょうか。花は放っておいても枯れるだけですので、持って帰ってもらった方が無駄がなく合理的ではありますが。 今日の大阪の生徒数は7名でした。うち一名は広島から来られた方で、本来は東京・広尾の生徒さんですが、東京に行けない時は大阪に時々来られます。今回のお稽古からは、ディーワーニ書体の少し長めの文を書くことにしました。2行以上から構成されたいくつかのディーワーニ書体のサンプルを持ってきたので、これをコピーして、各自自分の好きな文言を書くということで進めます。比較的評判がよいのは、『私のあなたへの憧れは、花が雨の滴を求めるよう...........』という詩です。またお一人はルバイヤートを是非書きたいと言われていたので、ルバイヤートの日本語訳の本から適当な文を選んでもらうことにしました。また、まだアルファベットが終わったばかりの方もいらっしゃいますので、その方には簡単な単語を書いてもらうことにしました。 ここでのお稽古が始まって半年を過ぎたので、皆さんの進行状況にそれぞれバラつきが出てきているので、今後、うまく時間配分をして進めたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.04.21 09:23:18
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