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カテゴリ:アラビア書道
2008年4月期より始まるお稽古に就きまして、種々本田先生と打ち合わせて来ましたが、ほぼその全容が固まりました。
大変嬉しいことにアラビア書道をやってみたいという方が年々少しずつ増えてきています。特に、アラブ イスラーム学院とアサヒカルチャーセンター横浜は既に一クラス20名以上となっています。 更に全くの初心者から10年近くお稽古をされている方、また書体も書いている文も異なるなか、本田先生と私で全ての生徒さんを時間内に十分にお稽古することが難しい状況になりつつあります。 この状態が続くと、せっかく大切なお時間を使って来られている生徒さんにとっても不幸ですし、また本田先生及び私もバタバタするばかりで十分なご指導ができないと不全感が残ってしまいます。 新たな方針の詳細に就いては次回以降のお稽古で順次お話する予定ですが、ある程度、お稽古されている方が自分はどれくらいの状況にあるのかが分かるような仕組みを作りました。 また、書体ごとに新たなテキストを作成することにしました。 いままで初心者についてはテキストもあり、お稽古項目もほぼ決まっていましたが、それ以外の書体の方は定まったテキストもなく、各人好き文言を適宜お稽古するような形となっていましたが、今後、新たに書体ごとのテキストを作り、お稽古する文言もアラビア書道でよく出てくる決まり文句を使うことにします。 このテキストは、アルファベットから短文までとし、中をいくつかのステップに分けることにし、生徒さんはステップごとに進捗状況を確認しながらお稽古をすることになります。 次ぎにナスヒー書体にもう少しお時間をかけて頂くように指導方針を変えるつもりです。 アラビア書道に就いては、ナスヒー書体が基本になるにも関わらず、中には比較的短期間で終えてしまい、すぐ他の書体に移る方がかなり多いように思います。 確かに、ルクアのシンプルな線、ディーワーニの流麗な線、スルスの力強い線、ファーリスィーの渋い線など魅力的な書体がたくさんあるので目移りしてしまいます。 ところがこれらの書体に移っても、ベースのナスヒー書体がある程度しっかりしていないと、どうしても形だけ真似をするということになってしまい、筆使いが安定せず、なかなかクリアな線が出ないことが多いのです。そこでもう少しナスヒーに時間をかけて、つまり基本に時間をかけて貰おうということにしたわけです。 確かに私が本田先生のアラビア書道を習い始めた頃は、ナスヒー書体だけで3年ぐらいはお稽古をし、そのあと、やっとディーワーニに移るということをしていました。 もちろん、中にはなかなかステップが進まず途中で飽きてしまうという方もいらっしゃるだろうし、新しい書体をいろいろ試したいという方もいらっしゃると思いますので、そのような生徒さんへの対策も考えています。 とうことで、学校の新学期が始まる頃でもあり、アラビア書道も新たな方針で心機一転お稽古を始めます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.04.10 11:58:38
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