アラビア書道とその周辺

今日はエビスガーデンプレースで忘年会です。
相手は大学時代のクラブの同期及び後輩たちです。
彼らとは３０年以上も付き合っています。さすがに大学のクラブの結束は強く、社会人になっても、時々会っていましたが、全員が揃うことは珍しく、１０年以上もあっていない者同士もいました。

場所は３６階にある焼鳥屋なので景色が良くカップルが多い店でしたが、仕事納めの日ということもあり、サラリーマンの姿もかなり多めでした。

これぐらいの年齢になると、皆身辺が騒がしくなってきます。
ある者は来年早々に定年になるのでそろそろ求職活動を始めなければと、あるものは来春に不況でクビになる予定なのでどうしようかと、またあるものは子会社へ転籍となり、ある者は海外で関連会社の社長をし、そしてあるものは自由業（＝私）という境遇と皆異なっています。
飲み食いしながら、家族のこと、子どものこと、そして大学時代のことなど、とりとめのない話しを２時間ほどしました。特に大学時代の話は今でも割に良く憶えているもので、相変わらず酒の肴になっていました。４年間という短い大学生活でしたが、クラブ活動というのはなかなか濃密な時間だったと思います。

さて、二次会はどうしようということになりました。
まあ、普通ならカラオケとかスナックということになるのですが、うち一人がどうしてもチョコレートパフェを食いたいと言いだしました。彼は、私と同期ではあるものの、年齢的には一番の年長でもあり、かつ長い間アフリカ駐在から帰ってきて間もないので、他のものも無理矢理同意させられ、急遽チョコレートパフェを食べに行くことになりました。
ところが、恵比寿ガーデンプレースには小綺麗なレストランや喫茶店はあるものの、チョコレートパフェを置いている店がありません。恵比寿駅ならあるかも知れないということで、一番の後輩が走り回り、駅ビル内の店を探したところ、運良く千疋屋パーラーに、バナナパフェならあるということが分かり、それで妥協することになりました。
おじさん６人がドドッと、多少場違い的な千疋屋パーラーになだれ込みました。周りの客は女性かカップルばかりで同類は当然いません。それぞれ、バナナパフェやフルーツみつ豆などを注文し、一心不乱に食べました。さすがに千疋屋だけにフルーツは美味しく、値段も1,050円とまあリーズナブルでした。

大学時代、学生たちはだいたい、授業の合間に近くのおきまりの喫茶店にたむろしているというパターンが恒常化していました。正に当時ガロというグループが「学生街の喫茶店」という歌を歌っていた時代で、学生はその喫茶店でコーヒーを飲んだり、チョコレートパフェを食べたりしながら、ウダウダしていました。携帯電話が無かった時代ですので、その喫茶店に行けば誰か仲間がいるという感じでした。その上本町にあった喫茶店は今は駅前開発のため、無くなってしまいましたが、インターネットで調べてみると大阪・玉造の方に同名の喫茶店＆パン屋がありました。かなり古そうなのでひょっとしたらそちらに移転したのかも知れません。一度調べてみようかと思います。

バナナパフェを食べ終わると、これからカラオケに行く気力もなくなり、皆これで満足し、お開きとなりました。大学時代と全く変わっていない光景でした。

千疋屋（恵比寿アトレ内）のフルーツみつ豆