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カテゴリ:安土桃山・江戸
以前、昭和一桁時代のエレベーターに多くの方がご驚嘆いただいたので、調子に乗ってエレベーターのご先祖を見つけに行きました。 これは日本三大庭園の水戸偕楽園の中にある好文亭という建物のなかにあります。好文亭は水戸斉昭(最後の将軍徳川慶喜のお父さん)が作ったものです。彼は「烈公」というあだ名をもっている文武にすぐれた殿様だったそうですが、なかなかアイデアマンで自分が設計した建物の中にエレベーターを作ってしまいました。 ただ、これはもちろん人が乗るものでなく配膳用です。つまり一階で作った食事などをこれに乗っけて二階に運ぶのです。上の木のでっぱりに紐をつけてあげていました。もちろんこのエレベーターの上は二階まで上がるように天井がありません。 「江戸時代のエレベーター」というと人が乗っているイメージを持たれた方が多いと思います。スミマセン!! 日本発のエレベーターは「物」を乗っけるものだったんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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