甲子園開幕直前になって発覚した、桐生一高2年生部員
のわいせつ事件。
出場か否か大きな話題を呼んだが、昨日夕方4時過ぎに
高野連から「出場」の判断が示された。
引き合いに出されたのが3年前の明徳義塾高のこと。
明徳の場合には、部員たちの喫煙・暴力事件が、
やはり甲子園開幕直前に発覚し、すでに野球部員たちは
甲子園近くに宿をとっていたが「出場辞退」となった。
ボクは泣きながら宿舎を後に明徳ナインの姿を憶えている。
その1年後、明徳義塾に連帯責任を求めた高野連名誉会長・
牧野直隆氏が亡くなるが、その直前、こんな言葉を遺した。
「あの判断がいまでも悔やまれる」
そんな遺言の影響もあってか、今回の判断は従来と比較して柔軟。
「5人以上の部員が不祥事を起こせば部の体質と見る」
(日刊スポーツ)という基準があらたに示された。逆にいえば、
今後5人未満であれば、部の体質ではないため、
連帯責任は問わないということなのだろう。
いずれにせよ、高野連にとって苦渋の選択だったに違いない。
ただ、開会式の入場行進ではスタンドから、
ひときわ大きな拍手が桐生一高選手たちに送られていた。
このシーンを見てよかったと、ボクは思っている。
-----------------------------------------------------
昨夜遅く、世界大学野球の予選リーグ第5戦・日本vs米国の
録画ビデオをウトウトしながら見ていた。
強い雨と強風の中、選手にとっては可哀想なコンディション。
結局スコア3-9で敗れるが、スイングが特に鋭い打者がいた。
この大会、ずっと4番に座っている中田亮二(亜細亜大3年)。
亜大に入学後さっそく1年生ながらスタメンに入り。ある日突然に
3番打者から下位打者に降格された時、
「下位打者じゃ、やる気が出ない!」
と監督に直訴、さっそく次の試合から3番に復帰した逸話をもつ。
実はこの中田。
3年前に涙ながら甲子園を後にした明徳義塾高の選手だった。
1日1クリックお願いします
>>人気ブログランキング