一昨日、このブログに
「斎藤佑樹、これまで戦うことのなかった早稲田打線を相手に
投球したら打たれたろうか?」
と書いたところ、いかに斎藤佑樹(2年、早稲田実)であっても
「たぶん打たれたかもしれない!?」という主旨のコメントをもらった。
斎藤には申し訳ないけれど、ボクも同感だ。
例えば松本啓二朗(横浜入団予定、千葉経大付高)だったら、
フルスイングで強烈な打球を打たれてしまうように思う。
そして、調子のいい時の上本博紀(阪神入団予定、広陵高)なら、
ジャストミートで右中間あたりに弾き返されてしまうのではなかろうか。
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さて今日の本題は東京大・鈴木優一(3年、愛知・西尾高)のこと。
早大打線を相手にせずラッキー(?)な部分がある斎藤佑樹に対し、
鈴木優一は東大打線を相手にできないアンラッキーな投手という
ことができる。
今季、鈴木優一の成績。
12試合、2勝6敗、打者数368、イニング数83回1/3、被安打85、
与四死球43、奪三振27、自責点35、防御率3.78。
防御率の成績は9位。12試合に登板し83回1/3を投げた実績は
他の上位投手中、「登板試合数」「イニング数」などで断トツの第1位だった。
言いかえれば、鈴木ほど酷使された投手は他チームいないということだ。
1シーズン2勝だって歴代の東大投手陣では、きっと稀有な記録に違いない。
もし鈴木、東大打線を相手に投げていたら、防御率3.78をどこまで
下げることができたろう? ボクはふとそう思い、ある計算を試みた。
それは、今季の防御率上位にランキングされた9人の投手の実績から
東大戦の記録のみ(投球回数、自責点)を削除して、あらためて防御率を
算出してみたのだ。
計算してみると、あ~ら不思議
斎藤佑樹をはじめ多くの投手が東大戦の戦績を計算しようがしまいが
さほど変化がなかったのに、2人の投手だけ防御率が約1点も上昇して
しまったのだ。
■5位だった立教大・増田健太(2年、静岡市立高)が
1.75 → 2.71(+0.96)
■6位だった慶應義塾大・相澤宏輔(4年、熊本高)が
1.76 → 2.67(+0.91)
「東大打線を相手に投げると、防御率が約1点良くなる???」
仮りに鈴木優一が東大打線を相手に登板すれば、
防御率は3.78 → 2.78前後になる可能性があった
といえるかもしれない。
だとすれば、前述した増田や相澤らとほぼ同等の投手といえる?
(理屈が相当に強引なことは自覚しているけれど・・・)
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