あま野球日記＠大学野球

■今日行われた埼玉県予選5回戦を観戦した。対戦カードは正智深谷vs.川口。川口のエースは、3回戦で浦和学院に完投勝利した中島史也。時折、ズバッと決まる直球もあったが、全体として制球が定まらずムダなボール球が多く見えた。これまでの疲労がたまった影響だろうと思うが、テレビで見た以上の好投手に見えたから、ここで消えてしまうのはあまりにも惜しい(>_<)

あ、まだ2年生だった。来年もまた見てみたい！





（写真）川口のエース・中島史也。3回戦で浦和学院に完投勝利して名を上げた。少し気が早いけど、今大会の敢闘賞はキミだ。

■この試合を振り返る。
勝敗を分けたのは6回の攻防だった。

6回表、1点差を追う川口の攻撃。
一死二塁の場面で3番・福田がレフトオーバーの長打を放ち、同点に追いついた。しかし、正智深谷の守備陣の中継がもたつく間に、福田は強引に三塁を蹴って本塁を狙いタッチアウト。次打者が4番・中島だっただけに、三塁に自粛したほうがよかったと思う。あくまで結果論だが。

この走塁ミスに助けられた正智深谷は、その直後の6回裏に川口を突き放す。一死二塁の好機をつかむと、8番・渡部がセンター右に二塁打を放ち、結局これが決勝点になった。

■正智深谷は8回から、背番号１０をつけた左腕・中西が登板。川口打線をぴしゃりと抑え、逃げ切りに成功した。今後の正智深谷の勝敗は、この中西の投球の出来にかかっているんじゃなかろうか。中西の投球をみながら、ふとそんなことを思った。





（写真）決勝打を放った正智深谷・渡部。





（写真）8回から登板して好投した正智深谷・中西。



■さて、明後日（24日）は準々決勝が行われる。どこが優勝するのか、まるでわからない混沌とした状況になってきた。写真はテレビ埼玉より。