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カテゴリ:大学野球
「血の法明戦」と呼ばれるこのカード。法政大が今日(第2戦)も勝利し、今季初めての勝ち点を挙げました。森龍馬(4年、日大三)の公式戦初本塁打が飛び出すなど効果的に加点し、投げては先発・菅野秀哉(3年、小高工)や熊谷拓也(4年、平塚学園)の理想的なリレーで明治打線を完封しました。殊に8回から登板した熊谷の気迫は凄かった。ずっと吠えていましたよ。今季これまでふがいない自身の投球への怒りだったか、いやそうでなく、あーでもないこーでもないと自身を批判的に捉えたメディアや数々のブログへの意地だったか(苦笑)。
(写真)最後の打者を三振に仕留め、勝利を決めて吠える熊谷拓也。 (2回戦/4月29日) 明治 000 000 000 =0 法政 001 111 10X =0 ■「野球は投手次第」であることをしみじみと感じる試合でしたが、今日の完封劇の伏線は昨日(第1戦)の後半にあったと思います。以下にその理由を書きます。 (1回戦) 法政 010 000 010 =2 明治 000 000 100 =1 まず、法政が1点をリードして迎えた6回表。この回先頭の2番・森が右安打で出塁すると、次打者・小林満平(3年、中京大中京)は送りバントを試みます。が、ファール。続く2球目もバントを試みるも、またファール。そして3球目はヒッティングに切り替えるも小林は空振り(三振)、走者森は二塁へスタートを切るもタッチアウト。 法政にとってはあっという間に好機をつぶす最悪の展開でした。この時、流れは明治に傾きつつあるように見えました。案の定、明治は7回裏に同点に追いつきます。 そして8回表、法政の先頭打者は代打・福田光輝(2年、大阪桐蔭)。この福田がフルスイングすると打球は左中間越えの二塁打に。明治に傾いた流れを、福田が強引に法政に手繰り寄せた瞬間でした。そして次打者の送りバントで三進後、相手投手の暴投で福田が生還。これが決勝点となりました。 ■今日の第2戦は、この福田の活躍が伏線にあったといえるでしょう。今日も途中出場しましたが、特に目を引くプレーはありませんでした。しかしサードのポジションから大きな声を張り上げてチームメイトを鼓舞する姿は、まだ2年生なのにリーダーシップが十分漂っていました。 福田光輝。大阪桐蔭高の2年時は2014夏の甲子園制覇に貢献。翌2015年春は主将として甲子園ベスト4にけん引しました。リーダーシップの素質は十分なのでしょう。ちなみに、この時の大阪桐蔭のエースは現立教大の田中誠也でした。登板過多が心配な、いま売り出し中の投手です。 (写真)昨日今日のヒーロー福田光輝。 (写真)大阪桐蔭時代の福田光輝。~NHKより~ (写真)大阪桐蔭時代の田中誠也。~NHKより~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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