新作ワイルリートと木の実のストラップ
アマゾン屋のサービス商品、木の実のストラップ。あらゆる木の実をコレクションするようになり、バリエーションも増えました。ひらべったいワイルーロはかなり珍しい種類で、滅多に手に入らない。「ワイルーロ(leguminosas)」は、黒いブチのあるものなどが土産物にもよく知られているが、ペルー国内だけで5種もあるという。私が持っているコレクションは5種以上。多種多様。どうにかして、原産地と植物と実りそのものを追求したいものだ。最近の新作、同じサイズの小さなアチーラとワイルリートをコンビネーションしたもの。白いのは「アチーラ」(通常は黒い実でそれを削って白くする)、並ぶ小さいサイズの赤いのは「ワイルリート」。この小さな赤い実を「ワイルーロの赤ちゃん?」と思ってる人が多いけど、実は全く関係ない。ワイルーロはアマゾンの大木だが、ワイルリートは蔓性のマメ科の低木で、リマ市内でも簡単に育つようだ。つやつやしてかわいい。私はこれまで小さい赤い実ワイルリートに興味が薄かった。どこにでも湧いてくるような珍しくもない実だと思っていたからかもしれない。それで自分の作品にも使ってこなかったのだけど、今回はやっとうまく生かせた感じがする。ただ木の実をつなぎ合わせただけだろうと思う人もいるかもしれない。けれど、実際いろいろある中から選びながらつなげると、木の実のサイズやバランスや色合いなど、とても微妙で難しく、ひとつひとつ丹念な作業を必要とする。黒い玉は「チョロケ」ペルーでも古代からあるらしいけど、日本では「ムクロジ」と呼ばれ羽つきの先っちょに使われる硬い実だ。黒い種を覆っていた木の実の果肉はベタベタしていて、ペルーでは最近までシャボンの代わりに使われていたそうだ。白い大きめの玉はヤシの実(アサイ)を削ったもの。今回は赤と白の実を強調して使ったので、ちょっとおめでたい感じがするかな。赤いワイルーロの実は昔から魔よけやお守りに使わてきた。お土産品としては「幸せを運ぶ実」と信じている人も多く「人からもらった場合には幸せになれる」などという商業的なコピーに洗脳されているみたい。でも、私に言わせれば、自分で自分のために買っても、もちろん効果はありますよ。いずれにせよ、アマゾンの木の実たちには森のパワーがたっぷりと詰まっているのだから!!!これぞアマゾンの森の宝石たち!!