ペルーアマゾンの泥染めとシピボ族の人々

2008/08/22(金)01:59

リマでジャズ・コンサート

ペルー生活(18)

実は我が家には6月から居候夫婦が滞在しており、かれこれ2か月になる。 もともとは別々の旅人だった梶谷賢士氏と奥様Aチャン。 梶谷氏は実は筋金入りの「チャリダー」だった。 アラスカからアンデスまで、何年もかけて自転車で乗り越えてクスコに漂着した。 日本人ペンションに長期滞在中、奥さんAチャンと知り合う。 ふたりとも観光ガイドの仕事をはじめ、出会いから5年後に結婚、いつの間にやらクスコ滞在は8年が過ぎた。 今、住み慣れたクスコを出て、ついに日本に帰国しようとしている。 帰国する前にやり残したことはないか。 それでリマに居残っている。 実は、梶谷賢士氏はジャズギターリスト。 心おきなくジャズを弾き続ける自由な時間が欲しくてクスコでガイドをして暮らすことを選んだ。仕事のない時間はギターを弾いた。 特別な目標があるわけではないが、弾き続けることが彼の望みだった。 ただ、プロの誰もがそうであるように、自分の技術を磨くことに余念はない。 今週の22日金曜ジャズ・コンサートがある。 メンバーは、ペルーではトップクラスのプロのジャズ奏者たちである。 彼にとっては尊敬し憧れる先輩ジャズマンたち。 夢の共演が実現する。 今彼の頭の中はコンサートのことだけである。 これからどうするのか、何も考えていない。何も決めていない。 やりたいことを、思い切りやる。今できることをやればいい。 そういう、自由な生き方があったんだっけなと、私は半分呆れながらも、実は感心している。

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