MR認定制度について
今日は未経験MR転職希望者の『壁』 MR認定制度について書いていきます。第1回の認定試験が平成9年に実施され、現在まで、13回実施されました。12回までの合格率は81.4% 82,041名が合格しています。MR認定制度は、その前提にMR教育研修があります。MR教育研修は、MR教育センターが「医薬情報担当者教育研修要綱」を定め、これに基づいて各企業が自社の教育研修計画を立案し、実施しています。つまり、製薬企業またはCSO企業にて以下の教育研修を修了してなければなりません。1.導入基礎研修 6科目 300時間以上 1)疾病と治療 2)薬理学 3)薬剤学 4)医薬概論 5)PMS 6)添付文書 医師、歯科医師、薬剤師は資格を確認し1~3を免除2.実務研修 技能・実地150時間以上+製品知識、その他あわせて450時間以上の6ヶ月程度の研修を行います。すなわち、製薬企業またはCSO企業に入社してなければ受験すらできないのです。また、現在は年1回(12月)しか試験は実施されていません。試験は受験申請登録を10月中旬までに行います。つまり、9月の時点で研修をすべて修了してなければ、その年の試験は受けられないのです。中途入社の方は入社時期によって、翌年の受験になる可能性があります。MR認定資格を取得するまでは長い道のりですが、決して難しいものではありません。しっかりとした、研修を行っている企業に入社すれば、ほぼ100%の合格率です。研修体制の悪い、一部の企業とやる気の無い人が合格率を下げている現状があります。また、MR資格など持っていても国家資格ではないし意味が無い、また医療機関での提示の必要も無いという事を耳にしますが、MRとして企業に属し続ける以上無くてはならないのです。それに業界内転職時には必須なのです・・・だからこそ、MR資格が『未経験者の壁』になっているのです。