ミミちゃんとララちゃん
ララちゃんが来る前、我が家にはミミちゃんというねこがいました7月8日はそのミミちゃんの命日でした。1歳でリンパ腫という病気になり、2歳という若さで旅立ってしまったミミちゃん。ミミちゃんは甘えん坊で、臆病で、心優しいねこでした。新聞が大好きで、ぱぱさんがベッドで読み始めると必ずもぐりこんでいたミミちゃん。雷が大嫌いで、書斎に非難してふるえていたミミちゃん。パソコンの後ろでねそべって大きなあくびをしていたミミちゃん。こうちゃんを妊娠してからは、つわりの辛い日に寄り添って、なぐさめてくれたミミちゃん。「みーぷー」「みーぷー」と呼んで、あの柔らかな毛をなでた幸せ昨年、ミミちゃんが亡くなった直後、私は初めての胎動を感じました。「そうか、ミミちゃんは、私が落ちこんでも赤ちゃんに影響が少ないよう、安定期に入るぎりぎりまで、頑張って生きてくれたのだな!」そう思いました。「今度は健康な体を得て、生まれ変わって、またうちにおいでね。」そう言って、私たちはミミちゃんを送り出しました。そして、実は、ミミちゃんはすでに戻ってきているかもしれないのです。というのは、ララちゃんの誕生日は7月9日。そう。ミミちゃんが亡くなった次の日にララちゃんは生まれました。そんなわけで、毛が抜けて掃除が大変でも、吠えてこうちゃんをおこしてしまっても、なんだか、ララちゃんのことは、いつも許してしまうのです。こんどは、健康で、長く長く一緒にいてね