カテゴリ:かっぱ屋稼業
生まれる話の次は死体@トーランス
さっき、新しく仕事をしたいという人との面接を済ませて きた。 こちらの仕事の話をするはずが、2時間のうち、半分以上 は彼女の話をしていた。 彼女が行ってる学校は何と。。。。 葬 儀 学 校 お葬式屋さんになるための学校なんだそうな。 死体の話を根掘り葉掘り聞き入ってしまった(笑) 「初めてですよ、そんなに興味持たれたの」 なんて言われたけど、実は最近のマイテーマのひとつなん ですよね、人体という乗り物。 (マイテーマ、常に10個くらいありますけど・・笑) バイトで葬儀屋さんでも仕事している彼女は、いつも死体 と接している。 「学校でね、みんなと話してる時に、『死体の側にずっと いたいんだよね』なんて言うクラスメートがいて、『変 な奴~!』って思ってたんだけど、待てよ、自分もそう じゃん!(笑)って気づいたんです」 死体の静寂さが好きだという。 私と言えば、数年前から、自分の体がまるで自分のモノでな い、いや正確にいうと、この肉体は所詮借り物だという確信 があって、それをどう認識すればいいのか、困っている。 そうすると、他の人もそう見えてきて、町を歩いてる人体が まるで魂の乗り物のように思えてくるのだ。 私の目は、その肉体そのものよりも、その乗り物を運転して いる霊魂の方を想像して、そっちを見てしまう。 これ、他の人に言うと頭がおかしいと思われるんじゃないか と思って、なかなかクチに出せなかったんだけど(笑)今日 彼女と話していて、やっぱりその感触がソレほどおかしいも のではないことを、改めて確認した。 「みんな、気持ち悪がりますよ。そんな話しないでくれって」 「だって、誰もが最終的には肉体の死とは向き合わなきゃな らないのに、知りたくないのかな?」 「恐いんでしょうね、みんな」 「私、亡くなった両親の死体見ながら、考えちゃったもんね。 肉体って何だろうって。」 「でも、ホント、いいですよ、死体。私、好きなんですよ」 彼女の情報を元に、いくつかビジネスアイデアも浮かんで、 その道のエキスパートになることを強く勧める。 死の商人って言葉は、戦争をサポートする人達だけど、 人間の肉体の死を演出したり、ケアするビジネスはまだまだ 足りないように感じた。 こんな会話を朝の日系マーケットのフードコートでしてるなん て誰も思わないだろう。 彼女と別れてから、車を運転しながら、私の中では、想像の翼 が雲ひとつないロスの青い空を自由に飛びまわる。 死んでる自分。それを上から見てる目。 あとどのくらい使えるんだろうねー。大事にしないとねー。 でも、とりあえず、今のところ、五体満足な分、もう少し 使い切らないとなあ。 家族の死体。 死ぬの、考えるのって悲しいけど、でもこれが肉体の最後な んだもんねー。どうするか考えないと。生きてる間、今回、 家族になったことを、もっと楽しまないとね。死ぬまで大事 にしてあげよう。 (彼女によると、引き取り手のない死体が山のようにあるら しい。家族の問題は死ぬまでついてまわる) 「あー、帰ったらブログにこのことを書こう。」 と思ったら、頭の中に、次々にテニスプレイヤーの死体が浮かん できた。 マッケンローの死体。 でかいだろうなあ。ギリシャ彫刻みたいな感じだなあ。 生きてる時のオーラがなくなった後はどんな感じだろう。 彼の肉体は、テニスを通じて、何を伝えようとしてるん だろうか? ナブラチロワの死体。 使い込んでるもんねー。ホント「ご苦労様」って思うよね。 これから年をとっても、基本的にあのプロポーションは変わ りそうもない。この人の肉体の使命って何なんだろうなあ。 シャラポワの死体。 何歳で死んじゃうんだろうか?あのままのスタイルは年を 取ったら変わるかな? ・・・・キリがない。(笑) そんなことを考えてると、その乗り物の一部、タイプを打って る自分の手が妙に生々しく感じてくる。 「うーむ、深いぞ、死体・・・・」 あんまり私が興味を示したので、最後に言われた。 「どうぞいつでも遊びに来てください」 どなたか一緒に行きませんか? 死体と遭遇!葬儀屋ツアー@ロサンゼルス 死体を想像した人? あなたの乗り物、ケアされてますか?人生の終わり、死体に「お疲れ様」っていえるように、毎日大事に生きましょう!(話題の割りには妙に明るいエンディング・・笑) ランキング、手を抜くとジェットコースターのように真逆さまに落ちていきます(笑)テニスブログは4つだけなので落ちようがないけど(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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