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テーマ:愛犬のいる生活(77204)
カテゴリ:わんこのお話
タローの命の火は、日を追うごとに確実に小さくなりつつある。
持病の心臓病と関節炎に加え、1年前からどんな治療をしても治らない鼻とのどの感染症、そして足腰の衰え、下痢。 排便排尿も自分でコントロールできない。 足は体重を支えきれず、ハの字に開いた状態でないと歩けないし、小さなものにもすぐつまずく。 時々狂ったように吠えたり、自分が一体どこにいるのか分からないようなしぐさをする。 1日の殆どをまるで死んでいるかのように眠って過ごす。 彼の息があるか声をかけつつ、このまま静かに旅立ってくれてたらどんなに気が休まるだろうか・・・と思ったり。 一体彼は今、幸せなのだろうか? 頭の中では分かっている。 決断をそろそろ下さなければいけないと。 でも、どうしても心がついていかない。 家族ぐるみでの付き合いがある何人かのアメリカ人に、タローの今の状態について正直な気持ちを尋ねてみた。 みんな口をそろえて言う。 「He is suffering.」(彼は苦しんでいる) 別に苦痛にもがいている訳ではないけど、タローのQuality of Lifeを考えた上で何が最善なのか、考えた方がいいと・・・。 これは以前獣医さんからも言われた。 特にロバートは昨年お母さんをガンで亡くし、我が子のように可愛がっていたわんこを安楽死させた経験もある。 彼にも言われた、「早くタローを楽にしてあげた方がいい。」と。 オットRも同意見。 私一人のわがままでタローをきひ止めているのだろうか? 先日は火葬をしてもらう葬儀場を決め、今日は遺灰を入れる骨壷を注文した。 いつ彼が逝ってもいいように。 納得のいく形で最後のお別れが出来るように、今のうちに準備を揃えておきたい。 例えば、火葬をしてもらっても灰を入れる壷もなくて、数日間ビニール袋に灰を入れたまま・・・なんてとても耐えられない。 だから色々調べて、1番気に入った物を注文した。 真ちゅうで美しい彫刻が施された壷、ベルベットのケースに入っている。 名前などを彫刻したプレート(ネックレスのようになっていて壷にかけられる)も後日注文するつもりだ。 ああ、タローと会話が出来たらどんなにいいだろう。 一体彼はどうして欲しいのか・・・それを知りたいなぁと今ほど感じたことはない。 彼にとって私たちとの生活は幸せだったのかなぁ・・・。 そんなこんなで、毎日をどんよりと過ごしている。 なのに毎日のようにやらなければいけないことは山積み。 うまく精神のバランスが取れない。 皆さんのところにも伺いつつも読み逃げばっかりで、すみません。 ああ、どうしたらいいんだろう? 奇跡が起こる・・・なんてことはないよね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/03/13 03:26:05 PM
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