とある田舎の喫茶店

今日ちょっといつもと違う仕事で職場の人と向き合いながら話をする機会があったのですが、そこでちょいとこんな話になりました。
自分とは違う部署にいるＡくん（自分の一つ下）にまつわる話で。

同僚（自分より一つ上）の話によると、Ａくんと同じ部署にいる人から見て、Ａくんへの評価。
「Ａくんって名前を呼ぶとニヤッって笑うからちょっと怖い（笑）」
これ、言葉の意味がよくわからないですよね。
説明すると、Ａくんを遠目から見て評価しているんですよ。Ａくんと同じ部署の人は。
それでいて少し見下しているような言い回しをしている。


なんか……おかしくありません？






違う部署の人をそういうふうに評価するならまだわかる。自分はしないけどそういう人もいるってわかる。



だけど同じ部署の人。言ってみれば仲間をそんなふうに評価することに違和感を覚えます。

自分がおかしいんでしょうか？

仲間に対してそういうことを思うのって普通なのでしょうか？
なんか変な気がする。

仲間だったら多少気に入らないところはあっても自分の中で飲み込むのが普通じゃないですか？
気に入らないところがあってそれを誰かに言いたい気持ちが生まれるのはわかる。だけどそれは本人が聞いても傷つかないように、けなすのではなく注意する、しかるという受け取り方をされるように言うべきなんじゃないの？

仲間を馬鹿にした発言を平気で他の人に言うなんておかしいだろう。

でも、なんだか同僚の口調ぐりからしても当然のように話している。


これから一緒に同じ職場で連携をとりながら、ときには雑談も交えながら仕事をする仲間に対してそんなことをしておいて、よく平気でいられると思う。
罪悪感とかないのだろうか？　それが普通なの？
Ａくんは無口だけど別に誰かの悪口を言うような子じゃない。仕事でできないところもあるみたいだけどやる気はある子だっていうのはみていればわかる。

どうも隣の部署の人たちはおかしい。

平気で仲間がいないところでその仲間のことを、本人が聞いたら傷つくようなちょっとした笑い話のネタにする。

別に本人がそれを聞いて「うわ、ひでっ」と軽く流せて、あとぐされなくその後も付き合っていけるならいい。
だけど本気で相手が傷つくようなことを言うのはおかしくないか？



なんとなく自分が世間からズレているというのは自覚しています。


誰かの悪口を言う。誰かを嫌いになる。

そういうのってしがらみを生むだけで良いことなんて一つもない。それなのになんでそういうふうに思うの？

めんどくさいだけじゃないですか。

相手を傷つけて、そんな自分に嫌悪感を覚えて、相手に対して心の奥底で罪悪感を覚えて、そんな自分が他の人から同じような目で見られて、最終的に自分が傷つく。


そんなめんどくさいことをなんでしているわけ？

別に偽善者だといわれたっていいじゃないですか。

この人のこういう部分は好きじゃない。だけどそういう人もいるし、この人は自分にはないこういういいところがある。自分には知らないいいところがあるはずだ。

そう思えばだれも傷つくことなんてないじゃないですか。
相手も、自分も。
そのほうがずっと楽じゃんか。

誰かを嫌ったら心がドス黒くなるのがわかる。そんなときの気分、間違っても楽しくなんかない。
じゃあそんなことを思わなければ楽しくなれる。
自分が楽しく思うためにそういうふうに考えるのをやめるのでもいいと思います。

それで相手も自分も嫌な思いをしなくてすむ。万事オーケーじゃないですか。



なーんでわざわざ人の悪口誰かに言って、本人も、話された人も嫌な思いをするようなこと言うかなー。
意味わかんねえ。


あー、なんかこれ書いてたら自分のほうがおかしく思えてきた。

俺か？　俺がおかしいのか？　人間として持っていて当然の何かをどこかに置き忘れてきたのか？


……なんだろう……この自分が世間から浮いている感は。

自分は変な人間なのだろうか？　自分から見た自分ってよくわからん。