チラシを印刷する2
1 チラシの基本
2 チラシのデザイン
3 チラシの印刷
4 チラシの配布
5 チラシの料金
6 ジョイナーとは
7 求人チラシをつくる問題1
8 エクセルでチラシをつくる(メリットは?)
印刷用語
1 下のようなチラシを印刷することになりました。白黒印刷で枚数は1000枚くらいです。
2 いろいろ条件をいわないからとにかく安く印刷したい場合
親しい印刷所があった場合です。
●とにかく安く印刷したい。
●紙がどんなものでもよい
●いろいろな紙が混ざってよい
●チラシの大きさもA4までのサイズで小さくてもよい
●インクの色も何色でもよい
●納期が充分にあって、一ヶ月以上かかってもよい
融通がきく親戚みたいな印刷屋さんで、本のようなページものを印刷している場合、下の見本のように面付けといって複数ページに印刷します。ページ数の関係で白紙のページがまれにでることがあります。
たとえば自費出版などで本の部数が1000部の場合。ページのあいているところへチラシを入れ込んで印刷してもらいます。
1ページと同じ大きさじゃないと入れ込むことはできません。
用紙が余分なところで、インク代もほとんど気にしなくてもよいことになります。
無料かそれに近い低価格で印刷することができるようです。
2 複数の種類のチラシを印刷したり、別のお店といっしょにチラシを出したい場合。
チラシを印刷するお店がペアで申し込んでB4のチラシを2種類印刷して、半分に切ったり、折ったりして折込んだり、ポスティングします。
●チラシを切り離して受け取る場合は※印刷屋さんによって半分以上の場合もあります。
●新聞の折込はB4より小さいサイズは同じ料金ンになっているところが多くて、1枚あたり3円前後です。A3や半分などに折りたたむと折料金がかかります。
●B4の用紙に2件のチラシを印刷して、つながったまま折込むと、印刷代と折込み料が約半分ですみます。
パソコンから紙でプリントアウトしたものから印刷する場合、A3ノビ(A3より少し大きい)以上のプリントアウトできないことがあります。
製版といって、印刷用の版画みたいなものでA3の倍以上のものを使えて、大きな用紙の印刷機がある印刷屋さんの場合
A3サイズのチラシを2枚まとめて印刷できます。
A3サイズが最大の印刷という印刷屋さんの場合は、A4で二週類の印刷をまとめてすることができます。
あとで、半分に切ると、版代が半分ですんで、印刷も1回なので印刷料金も半額くらいで印刷することができます。
自分のお店だけでチラシを作る場合も
●2種類作ったり、
●期間を変えて、1月用、2月用と複数まとめて印刷すると
より安く印刷できて経費の節約になります。
2 チラシのデザイン
4 印刷用紙をA3やB4にして、2種類または2軒のお店のチラシをいれて、印刷する場合。
A3サイズに2種類いれて印刷する場合と、A4の用紙で裏表印刷した場合と料金が変わります。
●たいていの場合、片面に2種類いれるより、裏表で印刷するほうが安いことが多いです。
用紙代よりインク代のほうが安いことが多いからですが、カラー印刷や特殊な紙を使った場合は裏表印刷したほうが安いとはいえません。印刷屋さんと相談してください。
●それから、印刷屋さんによって、一度で裏表を印刷できる両面印刷機があります。
5 紙に印刷したものから印刷するか? データーを持ち込んで印刷するか?
これは一概に言えませんが、中規模以上の印刷屋さんの場合は、データーを持ち込んだほうが、印刷がきれいで安いことが多いです。
●カラー印刷はデーターの持込がよさそうです。ただしデーターを作るのに設備や技術が必要です。
●おなじ紙でプリントしたものから印刷する場合でも、製版や印刷所のプリンターポストスクリプトに対応していることがほとんどで、解像度も1200DPIなどで細かです。印刷する用紙もシルバーダイヤなど印刷に適した用紙を使っているので、家庭や一般の事務所のプリンターより鮮明で高品質に印刷されます。
●家庭用のレーザープリンターも1200~2400DPIとカタログ上のスペックがなっていますが、現実には600DPI前後しかなくて、比べると品質がかなり劣るようです。コストの問題と互換性の問題がありますが、たいてい印刷所のプリンターで印刷したほうが鮮明できれいです。
●基本はアドビイラストレーターで文字のアウトラインですが、最近は、ワードやエクセルからでも印刷できるようになっています。
●どんな方法で印刷するかで、料金が変わります。
●リソグラフなど孔版や、ピンクマスター、シルバーマスターなど紙製版の場合は、データーからパソコンでプリントアウトしてから、コピーみたいな機械で版下をつくったり、印刷したりします。パソコンからのプリントによけいな時間がかかるもで、紙でプリントアウトしたものから印刷したほうが安い場合があります。
理想科学工業 - Wikipedia
●シルバーマスターの場合は、イラストレーターで文字をアウトラインにしたデーターのほうがよい場合があります。
データーを修正したり、印刷の内容によって、トンボを消したりするので、紙の原稿より手間がかかりません。
●自分のパソコンでプリントアウトしたものから印刷する場合、印刷の品質の注意が必要です。拡大率の大きな虫眼鏡や簡易顕微鏡で見ると、文字や線がぎざぎざになっていたり、にじんだり、つぶれていることがよくあります。
プロは拡大しなくても、そんな品質の問題を肉眼で発見できます。
●たいていインクジェットプリンターでは版下(印刷するためのもとになるもの)として使えないことが多いです。小さな画数の多い文字がつぶれていたり、黒い背景に白い文字もつぶれています。ただし、原稿やプリンターによって、レーザープリンターより、インクジェットプリンターで光沢紙白黒印刷したほうが印刷がきれいな場合もあるようです。
●版下(印刷するためのもとになるもの)を印刷する場合、白黒2階調で印刷します。基本的にグレー(灰色)は使えません。
灰色をしたい場合は、白黒二階調でパターン印刷(スクリーントーンみたいな点や細かな線でグレーの濃度を表現したもの)
32 印刷のための画像の二階調
拡大するとこんなふうになります。
このように網点であらわします。無料の画像編集ソフトでも変換することができます。
JTrim(ジェイトリム)などがあります。
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/piccam/picedit/jtrim.html
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