2008/08/19(火)01:51
【弐】91年8月中国旅行
中国旅行の前に
一つ難関を突破せねばならない・・・
それは、両親。
二人共、特に海外に馴染みないしね。
前年の台湾短期留学でも大変だったし。。
・・・
出発の3日前
荷物を詰めていると背後に気配がした。
「やめといた方が、ええんちゃうか?」
振り返ると
父がいた。
そして、その後ろに隠れるように母。
「何言ってんのよ~!
学校が段取してるのに何も心配する事ないやん!?
先生も行くし第一私、勉強しに行くねんで!?」
一蹴したけど。
見送りの時は涙ぐんでた^^;
何と言うかね、過保護と言うか・・・(--;(ちなみに今も)
今回はね、また前年とは違って自由旅行だし。
うまい事切り出さないと・・・
・・・母。(大分県出身)
風呂上りにバラエティ見てる。
・・・私。
隣に座って暫く一緒にTV見る。
私 「・・・この人、最近よく出てるよね?」
母 「うん、おもしりぃばい、こん人。(面白いよ、この人)」
母はTVを見ながらご機嫌の様子。
・・・今かぁ!?
私 「あのさ・・・夏休み旅行しようと思ってるけど」(←さりげなく)
母、振り向く。
「どこかい?」
私 「(何となく目を逸らす)え・・・中国。
(何気なく早口)あのさ、北京にさ、学校の先輩が留学しててさ、
その人に案内してもらうつもりでおるねん。」
母 「・・・まっ(←驚いた時の口癖)いつからいつまでかい?」
私 「え~っと8月1日から~大体~2週間くらいかな?(小声)」
母 「二週間!?一人でや?」
私 「ちゃうちゃうちゃうちゃうちゃう(汗)
あの~ヨウコちゃんていてるやん、会話サークルのさ。
あの子と二人で。」
母 「・・・ヨウコちゃん?知らんばい(~~)」(←突然記憶喪失)
私 「知ってるやん!(呆)電話よく掛かって来てるやないの!」
母 「・・・そうかい?(~~)」
私 「学祭の時にも会ったやろ!あの背の高い!」
母 「ああ~~・・・(思い出して、考え込む)」
私 「まあ、それを言っとこうと思ってね。」
・・・沈黙。
母 「中国っちゃ、トイレやらうだんしかろうもん。。(~~)
(中国はトイレとか汚いでしょう)」
私 「う~ん(汗)そうでもないんじゃないの?(平気な振り)
そんな心配するような事ないよ。
学校の先輩も毎年何人か留学してるしさ、
夏休みにも沢山旅行してはるしさ^▽^;」
母 「・・・売られやせんかい(~~;」
・・・出た!
・・・・・出た!(汗)
私 「そんな事あるわけないやろ^^;」
母 「コロされたらどうするかい、あんた!(←妄想開始)
(コロされたらどうするの、あんた!)」
・・・コッ・・・( ̄O ̄;)
私 「・・・コロされへんよ!^^;」
母 「ワカランばい!やめときないばい!(←既にパニック)
(分からないよ!やめときなさい!)」
・・・やっぱりなぁ~(><;
暫く互いの主張をぶつけた後、
ラチがあかないと思ったのか母は
母 「お父さんに言わなばい、これ!(←大パニック)
(お父さんに言わないと、これ!)」
あたふたと入浴中の父に報告に行きまして。
そして。
バスタオルを腰に巻いて仁王立ちの父、登場。
アンド
その後ろに隠れて立っている母。
父 「お前・・・中国行くんか」
私 「行くよ(目を見て即答)」
父 「誰と行くんや」
私 「ヨウコちゃん。同じクラスの子」
父 「危なないんか?(危なくないのか)」
私 「危なくないよ。北京に先輩おるし。私、言葉も勉強してるし。」
父 「・・・・(考)」
私 「ま・・・
死ぬような事はないよ」
父と暫く目を合わせ・・・
「好きにしたら、ええがな」
父は一言いうと
後ろを向いて
パンツを履きに、行きました^^;
「まっ!(驚)お父さん!(慌)」
母は慌てて後を追いかけて行きまして・・・
母 「中国やら大丈夫かの?(気弱)」
父 「知らん!行く言うてるねんから
好きにさせたらええがな!(←投げやり)」
二人のやり取りに聞き耳を立てながら
うぉぉぉ~・・・・
やったぁ~・・・(嬉)
一番の難関は、突破した模様!
つづく。
この話は1991年の夏の出来事を書いています。
古くて、すみません!良かったら一緒に当時の中国を感じてください。
↑ よろしければ是非、一回押してやってください。。
死ぬとかコロされるとか・・・^^;
最初の頃は中国の事情は今ほど知られていなかったし
分からないから心配だったんでしょうか。
ウチは母が特に心配性だし
そこまで言わんと、なかなか納得してくれませんでした。
さて次は前川先輩に連絡したり旅行準備したり・・・です。
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