真夏の果実

桜も散り、夏ももうすぐかな。
毎年、夏が来るのが待ち遠しいですが、今年は複雑です。

父は先週から抗がん剤治療を始めました。
なんとか生きたいと必死に戦っています。
「死を待つだけ」は嫌だそうです。

入院して１ヶ月少し。
調子がいいときには２人で他愛もない会話をしています。
大切な時間だと毎日かみしめています。

病院に１日いると、看護士さんの働く姿に感動させられます。
こんなにも色々な仕事をこなしているんだと初めて知りました。

家族で決めることも多くなり、
私自身も、お医者さんや看護士さんと話す機会も増えて
ほんの少しでも両親の役にたっていればいいなと願っています。

今までは、私も父と同じ病院嫌いだったり、仕事で時間もなくて
なかなか行くことはなかったのですが
父のことがあり、
私も気になっていたところを診てもらおうと思って別の病院に通い始めました。
３月に事故にあった指のリハビリにも、まだ通っています。
（小指を曲げるとまだ痛くて完治していません）

ずっと病院にいるので、少しですが運動も始めました。

毎日、色々考えるけれど
空を見上げることが増えたり、田舎なので自然を感じて鶯の声で目覚めたり・・・
今夜の月はまんまるに近くてとても綺麗でした。