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2002年11月23日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
4月、娘の新入学にあわせて、里の両親から「ランドセル」
を贈られた。当然、娘は大はしゃぎ。早速、中に本や
ノートを入れて見たり、背負って鏡の前でハイ、ポーズ!
デザインは最新の”よこ長、薄型”で薄めの朱色である。

日本人補習校新入学と言っても、既に3年前から
現地の公立校に通学しているので、今いちピンと
こないのだ。しかし、れっきとした一年生である。
登校初日、このランドセルを背負って行くと、
周囲は意外にもびっくりした顔で見、そして次は
”わ~ランドセルだ!”と顔をほころばせて言う。
よく見ると、うちの娘の他は皆、普通のリュックや
肩かけカバンだった。
そうなると娘はもっと得意顔になって、お友達にも
”どう?背負ってみる”と言ってかわるがわる
みんなで試していた。たいていの子は、日本に帰省
した時に”本物”を見たこともあり、いとこなどから
使わせてもらっているが、中には高校生にして
”ランドセル初体験”の女の子までいた。
少し照れながらも嬉しそうにスキップまじり
に歩いて見せた。
こんな文化の逆輸入はよくあることだ。

しばらくして、ちょっと悲しいことが起きた。
調子に乗った娘は、これを現地校でも使いはじめて数日後、
クラスのある女の子に”あなたのバッグはサイズが違って
いるから困る、もう持って来ないで”に始まり、ついには
”へんなカバン”とまで言われるようになった。
確かに、それぞれの持ち物をしまうロッカーには
大きすぎて場所をとるから迷惑だったのかもしれない。
それでも娘がまだ諦めきれないようなので
担任の先生に相談したら、”何も気にしなくて今まで
通りに持ってきてもいいですよ。」とのご返事だった。
ほんの数人のネガティブな声よりも、おおぜいの人たち
からの”まあ、素敵なカバンね”とか”どこで買ったの”
などの反響はもちろんのこと、大好きなおばあちゃんから
の贈り物はやはりかけがえのないものだから。

ニューヨーク市近郊のこの街で、赤いランドセルを
背負いながらうれしがっている女の子を見かけたら、
きっとそれはうちのAngelaである。





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最終更新日  2002年11月23日 12時47分20秒
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