カテゴリ:マーケティング
「知っているものと知らないもののどちらかを選ぶ時、
たとえ問題があっても、知っている方を選ぶ」 ほとんどのブランドにいえることですが、 相対的に認知度の低いブランドにとって、 「新奇恐怖症(ネオフォビア)」はやっかいな問題です。 顧客ニーズを完全に満たしているわけでなくとも、 有名ブランドが幅を利かせる一方、 無名ブランドは一顧だにされないからです。 ところが、「新奇恐怖症(ネオフォビア)」に対処する方法があります。 莫大な宣伝費を投じることなく、 応用可能な戦略を3つ紹介いたします。 ◆買い手に時間を与える 時間の限られた状況で選択を迫られると、 自分の知っている選択肢を選びやすいことがわかっています。 無名ブランドを選択させるには、 即断即決を迫ってはいけません。 したがって、店内の静かで落ち着いた場所に陳列し、 見込み客が立ち止まって、 ゆっくりと比較検討できる環境をつくりましょう。 また、B to Bならば、 営業活動の早い時期から 見込み客のスケジュールを 押さえておくべきです。 大きなキャンペーンを控えているとわかっているならば、 事前に購買部門等に顔を売っておけば、 「知らない」という理由で無視されることもなくなります。 ◆比較対照表を示す 無名ブランドの特徴を、有名な競合商品の特徴と並べて 一覧表にするのも一策です。 配合成分や配合量、効果、g当り単価などで差がわかればいいですね。 容易に比較対照できれば、認知度に頼らない選択が可能になります。 逆に、比較対照できない状態では、 経験則に頼る傾向が強まります。 ◆カテゴリーを変える 有名商品が目白押しのカテゴリーに無名商品で乗り込んだところで、 認知度の壁に阻まれ、不利を強いられるのは必至です。 全く新しいカテゴリーをつくるのは難しいですが、 言い方を変えるだけでも印象は変わります。 「お肌にうるおいを与える」というのと、 「細胞ひとつひとつにうるおい成分を染み込ませる」というのとでは、 明らかに後者の方が新しいカテゴリーのような印象です。 正統な理由がある限り、認知度の低さは クライアントにとってマイナス要因ではありません。 結果的に専門特化していれば無名でも問題はありません。 また、専門特化している企業の場合、 ライバルも同じく無名のことが多いものです。 このような状況下では、 顧客は認知度以外の長所と短所を検討せざるを得ません。 美容事業のご相談はビューティラボへ 自分で更新・低料金のホームページ制作サービスはブログdeビューティへ メルマガ「あなたもできる!美容事業」登録はこちらから まぐまぐのメルマガ登録はこちらから 経営コンサルタント探しの経営堂へ 講演.comの講師に登録しています。 講師.comの講師に登録しています。 にほんブログ村はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 18, 2009 11:36:19 AM
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