人体を構成している各細胞が必要とする酸素や栄養は、血液によって運ばれています。しかし、毛細血管と周囲の間には、いくぶんかの隙間があるため、栄養などを直接やり取りすることができません。
そこで、毛細血管から先は、酸素や栄養分をふくんだ液体（リンパ液または組織液）がしみ出し、細胞まで運ぶしくみになっています。
リンパ液は、細胞に直接酸素や栄養分を渡し、炭酸ガスや老廃物を受け取って運んでいきます。周囲の筋肉の圧迫によって、リンパ管内のリンパ液が押し上げられ、流れていきます。
細胞から炭酸ガスや老廃物を受け取ったリンパ液の多くは毛細血管に戻り、一部は毛細リンパ管に入りリンパ官を経て再び静脈に戻ります。
このようなリンパ液の流れにより、身体は健康美を保っています。
リンパ管の流れが何らかの理由により阻止されると、」浮腫（むくみ）を起こしたり、こりを生じたりします。
運動不足や生活習慣、加齢による筋肉の不活発は、血管やリンパ管の循環機能をも不活発にし、身体を病気にかかりやすい状態にしてしまします。
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