どこかの地下に広大な施設があり、秘密裏に実験が行われている研究室があった。そこには巨大な水槽があり、水ではなく培養液で満たされた中にたくさんの赤ん坊が丸まって浸っていた。まるで母体の羊水の代わりであるかの如く、揃って穏やかな表情ですやすやと眠っているように見える。
いつの間にか、私もその培養液の水槽の中に入っていた。
ところが、その培養液が誰かのミスによって抜かれ、瞬く間になくなってしまった。それなのに、へその緒代わりの管もなく他の何かで吊るされているわけでもないのに赤ん坊たちは浮いていた位置のままで落下もせず、ずっとそこに浮かんでいる。そして同じく、私もその子たちと同じ位置に浮かんだままだった。
そんな中、研究者らしき女の人のあせる声が響く。
「その子たちは培養液に浸かってないと急成長してしまうのよっ/(>_<)\
」
え゛……
それはいったいどういうこと……と疑問に思いながらも不気味に思った途端、目の前でみるみるうちに急成長していき、一気に大人になっていった。Σ((( ̄□ ̄ノノうきゃ~っ!
どういうわけか端の尖ったメガネを掛けてひっ詰め髪をした女の人になった赤ちゃんを目にしたところで、目を覚ました。