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2004年06月07日
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カテゴリ:エッセイ
 当時、まだCDというものがなかった時代の事だ。 近所に住む、いとこの家に何度なく行っていた。その居間にソニーマガジン刊行の「PATI PATI」が置いていた。その雑誌には尾崎豊のライブステージの写真とルポが載っていた。確か、代々木オリンピックプールでのライブだったと思う。「17歳の地図」と「回帰線」の二つのアルバムしか知らない僕の目に、「Freeze Moon」「米軍キャンプ」「彼」「Forget-meーnot」と言った曲名が飛び込んできた。その時は、どんな曲だろうと思う程度だった。 
 ある日、車の助手席でAMラジオから流れる曲に心を捕らわれてしまった。DJは「尾崎豊のFoget-meーnotでした」と紹介を終える。しばらくは、メロディと歌詞の中に出てくるビルの谷間の風景が、僕の中で膨らみ続けた。 その日の昼下がり、部屋のコンポでFMを聴いていたらラジオのDJが曲紹介をした。またもや、「Forget-meーnot」である。僕は慌てて録音ボタンを押した。それを当時、通っていた仲良しの女の子のアパートで一緒に聴いた。彼女は「これいい!」と言ってくれた。間もなく僕は、「壊れた扉から」のアルバムを買った。そしてその女の子に聴かせたのだが、「Freeze Moon」には拒絶反応を起こしていた。「クサイ」そうである。 その年の秋に、ニューヨークから帰って来た尾崎のツアーが組まれていた。僕は、その女の子と大切な約束をしていた為にチケットを買わなかった。やがて、ツアーは中止。女の子は他人事のように「こっちを優先して正解だったね」と言った。僕もそうは思ったものの、尾崎の事が気にかかった。そんなファンの気持ちを察するかのようにライブアルバム「Last Teenage Appearance」が発売された。このアルバムの帯のコピーに「君の十代は完全に収録された」みたいなキャッチコピーが踊っていたが、後に彼はインタビューの中でその事について嫌気を差したコメントを発している。「僕の十代は、これだけでは収まらない」と言った様な発言だった。その発言に彼のナイーブさを感じたものだ。そして、発売延期をした後にアルバム「街路樹」が発売された。






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最終更新日  2004年07月17日 15時54分53秒
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