関東大震災
昨晩1923年の関東大震災の話を姉としていると又地震速報が・・・ゆさゆさカタカタと揺れ始める。あの地震の時私の父は小学生、両親と美人の姉2人の5人家族。生家は隅田川の傍(言問通り)で鰻屋も営んでいたそう。鰻屋は新築したばかりで地震では倒壊しなかったらしい。地震が収まってから家族で上野の山にお水と家にあったご飯を持って避難し少し落ち着いてからお父さん(私の祖父)が店の様子と昔お世話になった方を探しに家族と離れる。(今度の震災でも家に戻ったり誰を助ける為に亡くなった方多かった。)街は大八車に荷物を山積みした人で大混乱、あちこちより火の手が上がる下町周辺は大火災となりお祖父さんはそのまま帰らず遺体も発見出来なかった。お墓には一枚残った祖父の浴衣が入っています。亡くなった人10万人余り。被災者190万人。父は家族と共に野方に転居する。地獄絵図。残された家族はその日からどうやって暮らしたのかと思うと切なくなる。それから90年あまり、地震は必ずやって来る。私達はスッカリ忘れていました。私の生まれる前の実の父の経験を。大正時代は原子力発電所無かったしね~。複雑な都市インフラも無かった。どうなるの?地震が来てしまったら。