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カテゴリ:LaTeX
ワードを使っている文系のための参考サイト
http://yaruobook.blog66.fc2.com/blog-entry-1218.html http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?TeX%E5%85%A5%E9%96%80 http://d.hatena.ne.jp/Hash/2xxx-xxx-xxxxx/word2tex http://www.lyx.org/WebJa.Home まとめると、ワードファイルをどうしても作りたいという人は、やはり断然ワードがおすすめだが、今はpdfファイルで配布してもそこにソフトウェア的に付箋などをつけるソフトが無料で存在するので、絶対的なアドバンテージではない。 意外なことに、TeXは自由度が高すぎて、どのソフトを選べばいいかで迷う。これはTeXを動かす元々のOSであるUNIXがPC上では星の数ほどあるlinux(Freebsd)として配布され、不要な形で敷居が高くなっているからである。お金出して買うワードのパッケージの方がどれほど楽なことか(笑) そこで、以下のようにまとめたい。上記やる夫サイトの「あべのりインストーラー」に基づくものがwindowsユーザーには超簡単なのでお勧め。本を買う場合には二つめのサイト開設者自身の執筆による「美文書入門」があれば、基本的なコマンドなどがまとまっているのでまずは便利。macユーザー用のバイナリも入手可能。linuxを入れたい人は、TeXを含むすべての日本語環境が最初から整備されている、安定志向のvineが一押し。これを使ってTeXが使えないということはないはず。 三つ目のサイトは、ワードで出来ることをTeXでやるためのサイトで、これも要領がよい。 要するに、ワードはつねに印刷状態(に比較的近いもの)を見ながら操作出来るのがウリである。ところが「印刷プレビュー」というページがあることからもわかるように、普段の編集画面は実は「仮の姿」である。(専門用語でWYSIWYG=what you see ist what you getではなく、WHSIWYM=what you see ist what you mean) 実は、TeXをWHSIWYMのレベルで編集するソフトは日本語(win/linux/mac)でも存在する(lyx)。これを使うのであれば、普通にワードから乗り換えられる。ただ、引用の際の段落下げなど、必要と思われる処理がGUIではできない。\quote{引用本文}と書いた方がはるかに簡単だ。私自身はエディターでコマンドを書くので使っていない。ただ、ワードから乗り換えるならこのlyxを利用するのが一番ギャップが少ないはず。 TeXのメリットは、すべて無料である以外に、作成の際にテキストファイルでつくるため、検索などの際にきわめて強力な効果を発揮する。使い回しの際にも、余計な修飾コードが入っていないか、フォントは入れ替わっていないか、などといったことをチェックする必要がなくなる。Lyxが出力するファイル(SGMLとかdocbookとか)でも同じで、簡単なことならlyxがはき出したファイルを他のエディターソフトでも加工出来る。 このメリットが、さらに「スペルチェックのユーザー辞書を加工できる」というメリットにつながる。wordでもOOoでもdudenでも、ユーザー辞書は当該ソフト上でないと編集できないし、エクスポートも出来ない。二台以上のパソコンが辞書の編集権を共有出来ないのである。これは、ワードなどが「敷居が低い」ものの「発展性がない」ということを意味する。 次回は、論文を書く人必須のBibTeXについて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月17日 19時06分14秒
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