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60年フランス映画、アンリ・コルピの監督デビュー作でカンヌ映画祭グランプリ受賞作『かくも長き不在』を観た。
特にアリダ・バリのファンというわけではないが、『サスペリア』以外のも1つくらいは観るかというのがきっかけだ。 パリでカフェを営むテレーズは、店の前を歩く浮浪者を見て驚く。 戦争に行ったまま、行方不明になっていた夫にそっくりだったのだ。 しかし、その浮浪者は記憶喪失になっていた。 食事に招待するところで、店の常連が外から眺めて本格的なものだと言っている。 フランス料理のコースを食べる時、デザートの前に別料金ですがとチーズのワゴンサービスがあるが、そのチーズを使って記憶を呼び覚まそうとするシーンが印象に残った。 好みのチーズは?ブルーチーズでしょうメーヌ産の夏だけのチーズが手に入ったからと故郷のチーズを出す。 ハリウッドなら、おおこの味は!と記憶が戻りハッピーエンドとなるのかもしれないが、味は覚えているようだが、記憶は戻らない。 背筋をピンと伸ばした立ち姿は、若くはあるが『サスペリア』で見た、まさしくあのアリダ・バリだった。 終わり近くで「やり方を間違えた。優し過ぎた。」と言っていた。 それで年を取ってあんなに厳しく恐ろしくなったのか、うんうん、て、それは別の話。 追加 『サスペリア』以外のも1つくらいと書いたが、出演作を調べたら、『パラダイン夫人の恋』、『第三の男』、『顔のない眼』、『カサンドラ・クロス』、『インフェルノ』と観ているものにけっこう出ていたようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年11月17日 08時45分41秒
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