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市川崑監督、石坂浩二主演最終作の『病院坂の首縊りの家』を観る。
冒頭、ぬーっと立っている横溝正史。しゃべり出しのタイミングで笑ってしまう。 今回は、出演シーンが結構長くセリフもやたらと多い。 演技とかなんとか言うレベルではない、なんだこりゃーと思っていたが、観ているうちにくせになり、うひゃーとか思いながら何回か観てしまった。 冒頭の年譜によると、昭和48年61歳となっている。しかし本編では、昭和26年になっている。石坂浩二の年齢を考えると、61歳は無理があるからなのだろう。 年譜が出た直後に始まるので、ちょっと変な感じがする。 パスポート用の写真を撮りに訪れた写真館で、探偵だと聞きつけた先代の主人に、殺されそうだから調査してくれと頼まれる。 金田一とすれ違いに入ってきた女性が、出張撮影の依頼をする。 訪れた先は、空き家のはずの法眼病院の跡で、そこで結婚写真を撮る。 金田一が先代に用があって訪れた時、結婚写真を見せ変なんですよと話を始める。 そんな時電話がかかり、またあの空き家で撮影してくれといわれる。 金田一も一緒に、病院坂の首縊りの家と呼ばれるその空き家へ行く。するとそこには、風鈴のように吊り下げられた生首があった。 草刈正雄の怪しい演技、変な喋り方がやたらと気になった。 最後は、「また、紅茶かー。」という横溝正史の言葉で終わる。横溝正史に始まり、横溝正史で終わる。 別の時間に放送された劇場予告編を最後に入れて、DVD-Rに焼く事にする。 この予告の「坂がある、長い坂だ。空き家がある、大きな家だ。そこで1人の若い女が首を縊った。」のあたりのナレーションを聞いていたら、『怪奇大家族』のオープニングを思い出してしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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