|
テーマ:新撰組!(305)
カテゴリ:カテゴリ未分類
『竜馬の妻とその夫と愛人』を観たばかりだったので、おりょうさんに近藤が話すシーンでシンクロしてしまった。
「1つだけ確かな事がある。あなたは坂本龍馬が惚れた女だ。それは誇りに思っていい。」 「そしてあなたはこれから、坂本龍馬の名に恥じない生き方をしなければならない。それがあなたの務めです。」 おりょうさんを励ます為に言ったのかもしれないが、ここにおりょうさんは無い。あるのは龍馬だけ。 龍馬はおりょうさんを見た。しかし他の人は近藤の言葉にあるように、おりょうさんに龍馬を見ている。 おりょうさんのどこがいいではなく、龍馬が惚れたからいいのである。しかも自分の為に生きるのではなく、龍馬の名の為に生きろという事である。 おりょうさんにとってはただ好きになった男の人、しかしその人が大き過ぎた。そこにおりょうさんの不幸があるのだろう。 水戸藩家老、大場一真斎は近藤の気迫に圧され黙り込んでしまうのが情けない。 近藤が言う。 「我等は常に先陣に立ち、徳川様の為に命をはってきた。」 「確かに何人の浪士を斬ったかしれない。しかしその分我等の仲間も死んだ!我が隊の規律を守る為に、自ら手をかけた事もあった。それもこれも御公儀の為だ!!」 「お分かりか、あなたはそうやって死んでいった全ての者達を今愚弄した。ならば伺おう、我等が命懸けで戦ったこの5年、お手前方は一体何をした!御公儀の為に一度でも命を懸けた事がおありか!!」と。 大場は言えばいいのである。 「だから言ったではないか!それがいたずらに長州を怒らせ、御公儀をこの様な窮地に陥らせる事になったんだ!!」 「規律を守れないからと自ら手をかけたのが御公儀の為だと!押し付けがましいにも程がある!!」 「命のやりとり、とりのほうはさんざん見せてもらったからやりの方でも見せてもらおうか。御公儀を窮地に追い込んだ責任を取って、切腹でもしてもらおうか!」とでも。 そうでなければ、最初から黙っていればいいのだ。 『新選組!』の大久保は、みょうに小物みたいに描かれている気がする。 今回も西郷と話している所は、上司にお伺いをたてて許可を得ている様だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年12月03日 20時43分09秒
コメント(0) | コメントを書く |
|