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実相寺昭雄監督の『屋根裏の散歩者』を観る。
最初に観る前は、嶋田久作が明智小五郎か、どんなもんだろうと思ったが、これはこれでいいなと思った。 まあ、明智小五郎はこの人というのが、自分の中にとりたててないというのもあるのからかもしれない。 退屈な毎日を過ごしていた郷田は、押入れの中の天井板がはずれるのを見つける。 そこから屋根裏に上り、徘徊し始めて、節穴より他の住人の様子を覗き始める。 心中話を自慢している遠藤が、節穴の真下で大口を開けて寝ているのを見て、その口にモルヒネを垂らして殺害する事を思いつき… 全体に気だるいムードが漂っている。 明智によって犯罪が暴かれるが、暴かれようが暴かれまいがそれはどうでもいいような気がする。 明智と郷田は、秘密を共有し合っている同類と言った感じだ。 なんとも変わった雰囲気に仕上がっている。 1949年製作という、随分古い『白髪鬼』を観た。 初っ端からトホホ感漂う作品だった。 ペットの鳥に危害が加えられた時、「ああ、私の大事なペットがー」みたいなことを言っていたが、おいおい、大事にしているペットに名前も付けてないのかよと思ってしまう。 名前がペットよと言われれば、それはそれで… これも原作とは随分違うんだろうなと、講談社江戸川乱歩推理文庫を探す。 こちらは14巻目の『白髪鬼』を買っていたので、近いうちに読んでみようと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年02月05日 01時53分04秒
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